レクサス UXはかつてのクラウンやセルシオに代わる新しいプレミアム像を築くかもしれない
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:編集部
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試乗する前には「C-HRとプラットフォームを共有しているからどうのこうの」と考えてしまっていたが、それは頭の中の知識ばかりで判断しようとする悪い癖だと反省した。「同じものを使ってるからせこい」ではなくて、「良いものができたから共有する」のはメーカーとして当たり前のことだと思う。そして今時プラットフォームが一緒だからと言って「同じようなクルマだ」というのも古い考えなのだろう。
「100万円以上価格差があるのはどうなんだ」という意見もあるが、レクサスはもう誰もが知るようなプレミアムブランドであり、UXもきちんとその分コストをかけてユーザーに満足してもらえるように作っているのは間違いない。そもそも実際にレクサスを新車で購入するような人が、UXがC-HRと同じ値段だったら納得しないだろう。レクサスというプレミアムカーを所有しているという気持ちを満たすためには、ある程度の価格は必要だ。もちろんそれには中身が伴っていなければいけないが、それもUXはきちんとクリアしている。
そういったユーザーの視点に立ってみると、これまでレクサスの中にはセカンドカーになるような丁度いいモデルがなかった。奥様に乗ってもらいやすいサイズ感、そして今一番ホットなコンパクトクロスオーバー。UXはまさにその抜けていた部分にはまるクルマだ。
価格は390万円スタートなので、若者が簡単に購入するのは難しいかもしれないが、SUVが全盛期の今、クラウンやセルシオからシフトして、UXのようなモデルに憧れる若い人も増えると思う。これまでのレクサスブランドの幅をより広げて、新しい層を取り入れる意味でも、UXは大きな可能性を感じるモデルだと思った。
伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。
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