新型911カレラ GTSに試乗。結論は、最新こそが最良のポルシェ
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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GTSのために用意されたシーンは南アフリカ共和国ケープタウン郊外とキラーニー・サーキット(およそ3.3km)である。まず、初めにホテルからサーキットへはクーペ・ボディのカレラ4 GTSでスタートする。外観上はスタンダード・カレラとほとんど変わることはないが大きな開口部を持つエアインテーク、そしてセンターロックの20インチ・ホイールが存在感を放っている。
バックスキンで覆われたスポーツ・ステアリング・ホイールによる緊張感を楽しみながら走り出すと、確かに低回転域ではやや遅れてじわっとパワーが沸き上がってくるが、それが顕著になるのは高速道路に乗ってからだ。そこはやはり1700rpmで最大トルクを得るスタンダード・カレラと違うところだが、マニュアルで僅かに感じるだけで、決して日常のドライバビリティを制約するものではない。特にPDK装備の場合はほとんど感じられないので、日常使用を考えると後者を選択すべきだろう。
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