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史上最強、ゴルフR登場 環境性能にも注目!!

環境性能とパフォーマンスの両立

しかし僕が今回ゴルフRに何よりも感心したのは、VWがゴルフRとシロッコRの2台によって、“ついに環境の時代に全く後ろめたくないハイパフォーマンス・モデルを完成させた”という事実である。

これまでのハイパフォーマンス・モデルは、ノーマルよりも大きな排気量/気筒数で成立してきた経緯がある。こうした不文律を見事覆して現実化したことに、心から敬意を表したいと思う。

乱暴にいってしまえばゴルフRは、GTIと同じ2.0リッター直噴ターボTSI(型式は違うが)を用いながらも、GTIよりもさらにプレミアムな存在を作り上げた点が興味深い。つまり“パワーユニットそのもの”ではなく表現や演出、駆動方式、セッティングといった部分においてGTIとは異なるプレミアム性を作り上げている点に、僕は感じ入る。

今の時代を考えた時、どんなクルマであろうとも環境や燃費といった点に言及し、それに応える必要がある。しかし、だからといって何かを犠牲にするのは間違いだろうと僕は常々思っている。例えば現状のハイブリッドカーは燃費や環境性能の高さと引き換えに、本質である走りにおいて欠けるものがあると言わざるをえない。そう考えるとゴルフRは本質を極めて高い次元で成立させた上で、燃費や環境にも応えている実に崇高な存在だと思うのである。そう、何も犠牲にしていない、という点において。

しかも、ゴルフRはハイパフォーマンス・モデルとしての本質(=高性能)も、少しも犠牲にしていない点がまた驚きである。燃費や環境が語られる時代であっても、何も犠牲にせず自動車は成立するし、さらにその先にあるスポーツ性やプレミアム性をも含んだハイパフォーマンス・モデルですら成立することを証明しているのである。

そう考えるとゴルフRは、単にハイパフォーマンスでも、単にプレミアムなだけのモデルでもない。実に深い意義を持った1台だ。

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