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本当のクルマの味とは? 日産キャラバンに思う

クルマとして全然“甘くない”!

「うぁ、なんか懐かしい…」
 公道で受け取るなり、久々に声が出てしまった。そう、実に11年ぶりにフルモデルチェンジした商用ワンボックスの雄、日産NV350キャラバンだ。縦置きエンジンをフロントシート下に積む、いわゆるキャブオーバー型のハコバンで、現状は最強ライバル、トヨタ・ハイエースの方が有名だが、キャラバンもほぼ同じく70年代に生まれて互いに切磋琢磨してきた。

ただし、先代モデルは衝突安全や乗用ミニバンっぽさを気にし過ぎてフロントノーズを長くして失敗。今回は、原点に立ち返り、ノーズを14センチも短縮。結果、室内長3m5cmというハイエース越えの巨大スペースを獲得。他にもプロの使用に耐えうるディテールを満載して、再び“ひとり親方”と呼ばれる、大工や配管工などプロの職人達が乗るクルマとして返り咲いてきたのだ。

が、不肖小沢が気になったのはそんなディテールじゃない。いわば基本骨格だ。

例えば新型キャラバンは、当たり前だがエンジンをシート下に置くためポジションが高い。そのため今回は手間を掛けてパーキングブレーキを足踏み式にし、ヒザの出し入れを容易にしたり、Aピラーのハンドル位置調整や、降りる時に手を付く位置にパッドを配置するなど、細かい工夫がなされている。

が、それでも今のステップワゴンやエルグランドなどと比べると全然違う。そもそもシートポジションの絶対位置が高いし、でも逆にそこがいいのだ。

今なにかと快適性優先で、クルマとしての基本性能であり“道具性”を平気で落とすが、キャラバンにはそれがない。その甘くない姿勢が小沢には妙に清々しく映るのだ。

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