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熟成の3代目タント、広さと使い勝手のミラクル

ダウンサイザーも納得できる走りの質

第2に遭遇したミラクルは軽自動車らしからぬ『走りの質』にフォーカスしたクルマづくり。

今や、軽自動車は軽から軽に乗り換えるユーザー層に加えて、白ナンバーのミニバンやコンパクトカーから軽自動車に乗り換えるダウンサイザーの数も少なくない。つまり、"ライバルは軽だけではない"ということ。燃料代も馬鹿にならない時代だし、フィットやアクアといったコンパクトカーがモーターやバッテリーを駆使して低燃費を打ち出しているのも魅力的に映る。

その一方で、軽量・省資源で、維持費がお買い得とされる軽自動車は、経済性を重んじた軽本来のシンプルなクルマ作りがモットー。軽の燃費競争はすでに20km/L台後半の勝負になっているが、その反面、軽量化や転がり抵抗の少なさが乗り味に影響を与えてしまったりと、ネガを生みやすい環境にあるのも事実。

一見すると、使い勝手至上主義にも思えるタント。従来のモデルは、まったりしたロール感や発進加速のモタツキがあるのは「しょうがない」と諦めていたところで、走りにはあまり期待していないイメージ。しかし、今回のタントでドライブしてみると、まるでルーフの低いクルマを操っているような安定感を与えてくれることに驚かされてしまった。

グラつきが少ないから安心感して走れるし、しっとり感さえ与える乗り心地の良さが同乗者に快適な空間まで提供してくれる。それまで白ナンバーのクルマに乗っていた人が乗り換えたとしても、違和感を感じないレベルの快適性を確保していた。

安定感のある走りが得られる秘密は、背高系のモデルにありがちなグラつきを抑える工夫にアリ。ロールを抑えながら乗り心地も犠牲にしないリバウンドスプリング内蔵式ショックアブソーバーを採用していたり、2WDの全車にリヤスタビライザーを装着していたりして、ハンドルを切る時の手応えも期待以上にしっかりしてる。標準車に至っても、時として手応えを失うような感触もない。

ハンドル操作に対してクルマがスムーズに向きを変えていくから、イメージ通りに駆け抜けられるし、不用意に身体が揺すられるようなこともない。快適性を左右するエンジン音やロードノイズといった走行中の不快な音は、遮音材や吸音材を用いて低減しているし、マフラー容量拡大で排気音も抑えてくれている。前後の座席の距離は離れていても、車内は会話がしやすくてじつに快適。これなら、家族とのロングドライブも疲れにくいハズ。

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