新型シビックの静粛性と上質な走りを確認! 一気に大人びたデザインはターゲットの若者にウケるか?
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:望月 浩彦 330
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:望月 浩彦 330
11代目となる新型シビック 5ドアのプロトタイプを、ホンダの開発拠点である栃木プルービンググラウンドで先行試乗することができた。シビックといえば先代モデルが、世界デビューの2年遅れにして、しかも一世代ぶりに日本市場へ復活を果たしたことが記憶に新しい。そしてホンダは今回その火を消すまいと、日本市場では5ドアハッチモデルのみのラインナップに絞って、これを継続する。
そんなシビックがターゲットとするのは、1990年代半ばから2000年代に生まれたいわゆる「Z世代」。免許を取る頃には既にスマートフォンを持つことが当たり前だった、デジタルネイティブたちだという。もちろん私のようなX世代(65~80年生まれ)!? が購入しても問題はないのだろうが、ともかくその設定はかなり若い。
そしてホンダはこうした世代の価値観を探るべく、既存のディーラー訪問やユーザー調査、デザイン調査に加えて、自宅訪問まで行ったのだという。それはインターネット等から得られる情報が、役には立つが表層的だとわかっているからだ。ちょっとやり過ぎな感じもするが、そうした愚直さはホンダらしい。
さてこうしてできあがった新型シビックと初対面したわけだが、そのデザインは、若者向けというにはかなり大人っぽくなっていた。直線基調だった先代とは打って変わって面構成が美しく、必要最小限のキャラクターラインがその印象を引き締める。
フロントマスクにはヴェゼルにも通じるグリル感。ロービームを両側配置(中央はハイビーム/アダプティブドライビングビーム)とすることで黒目がちにさせて、そこに表情を与える手法はフィットから始まったものだろう。なおかつヘッドライトをかつてのソリッドウイングフェイスを彷彿とさせる細長いV型配置とすることで、全体としては精悍な印象に仕上げた。
またリアビューはハッチバックというより、4ドアクーペといえる佇まいだ。ちょっとアウディに寄せすぎな気もするが、流線型にすぼめられたショートオーバーハングな後ろ姿には、人の目を引きつける力がある。
ちなみに筆者は、あのアメリカンコミックから飛び出してきたような先代シビックのデザインが嫌いじゃない。タイプRのように巨大なウイングを付けると普段乗りにはちょっと気恥ずかしいが、ウイングレスな5ドアハッチバックには適度なアグレッシヴさがあって良かった。それがこうも変わったのだから、今のZ世代は精神的にもかなり大人なのだろうか?
その軸足を北米に置いていることもあるのだろう、シビックはCセグメントとしてはかなりルーミーな一台だったが、新型ではそのサイズがさらに大きくなっている。
スリーサイズは全長4530(+30)×全幅1800×全高1415(+5)mm。ホイールベースは2735(+35)mm。全幅値に変更はないけれど、リアトレッドは1575(+12)mmに拡大され、走行安定性がさらに向上したという。
トランク容量は452L(上級仕様は445L)と現行同等で、25インチのスーツケースだと3個、9.5インチのゴルフバッグは横置きでやはり3個積載可能だ。
>>>内外装チェック動画
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
道路はおもしろい! 日本の歴史や技術が詰め込まれた暮らしを支えるインフラを楽しもう。【道路の雑学 Vol.01】
無限、センター1本出しを採用した『シビック・タイプR』用スポーツエキゾーストシステムを発売
「道路が道路で運ばれてたの!?」 阪神高速“3年通行止め工事”のハイライト「橋の架け替え」一夜で完了! 公開動画に「すごい」「一生見ていられる」
マツダ斬新「スポーティ“セダン”」に大反響! めちゃ「巨大ウイング」&精悍フルエアロ! 「マツダ3」が進化した「BP-07」に熱視線!
スバル『ソルテラ』、安全性で最高評価の「トップセーフティピック+」獲得
超希少! 三菱「ランサーEX」のフルオリジナル発見!「ランタボ」を部品取り車にしてまで乗り続ける理由とは?…老婦人から譲り受けた個体でした
マイカー所有者1000人に聞いた「次に買い替えたいクルマ」ランキング、EVを選んだ人の割合は?
アメリカFBI、インディカーやIMSA戦う名門レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに立ち入り捜査
【あおり運転の罰金は?】BMWドライバーが驚愕的罰金に直面 高速道路での煽り運転で有罪判決&罰金160万円!@スイス
【世界の名だたるアーティストとのコラボ】 9/20~展示 BMWアート・カーが麻布台ヒルズに
【F1第17戦無線レビュー(1)】「わかった。どれくらいやればいい?」ノリスのチームプレーでマクラーレンが先頭キープ
アクティブから「ハイパープロ サスペンションスプリング」にハーレー X350(23-24)用が登場!
スズキ新型「スペーシアギア」発売。専用装備とジムニー顔でより便利&アクティブに! 約195万から
「ゴルフ8.5」予約開始。日本価格はバーゲン級、中でも“ロゴが光らない”ベース車がお買い得
荷室でのんびりリラックス!? ライバルとはちょっと違う路線を狙ったホンダ「N-BOXジョイ」公開
やっぱウェイ系? 超高級ミニバン「レクサスLM」をリアルで“社用車”にできるのはどんな企業?
【販売店に取材】価格も判明「N-BOXジョイ」。N-BOX一族だけに急がないと納期が長引くの?
そろそろモデル末期。マツダの主力「CX-30」次期型はストロングHV搭載で“カロクロ化”する
パワーも快適性も装備も“軽バン”をブッちぎり。遊びもOK「Nバンイー」に向いてる人、いない人
BMW新型「M3」発売。20PSアップ、アダプティブLEDライト搭載…1430万円から【写真でチェック】
エンジン車好きは安心してほしい! 最近のEVには「そのうちハイブリッドが加わる」可能性が高い