プリウス公道試乗開始 その予想以上の実力!
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:齋藤 正
燃費の向上と並んで、走りのクオリティを大きく進化させたことも新型プリウスがセールスポイントとして謳う部分である。しかしテストして解ったのは、38km/Lという低燃費を実現した車両価格205万円のエントリーモデル「L」の場合は、それに但し書きが必要だということである。
燃費テストのために街中から高速道路、ワインディングロードまで様々なシチュエーションで試乗して感じたのは、事前試乗会などで抱いた印象とちょっと違うということだ。絶対的な性能は確かに底上げされているのを感じる。しかし曖昧なステアリングフィールにしろ、ひょこひょことした乗り心地にしろ、走りのクオリティの部分では先代とさして変わり映えしないように思えたのだ。
一体どうして? そう思って聞いてみたらアッサリ謎が解けた。実は「L」には、カタログなどには書かれていない他グレードとの違いがいくつもあったのである。
スペック上、上級グレードとの差はタイヤサイズくらいの「L」。しかし実際には他にも、電動パワーステアリングやダンパーが別物とされ、タイヤは専用開発品ではなく、遮音材も省かれている等々…といった具合で結構差別化されていて、これが走りの質に大きく効いている。
これはひとつ上級の「S」との40kgもの車重の差にも繋がっている。しかも興味深いのは「L」は色々省きながら「S」ではオプションのアンダーフロアパネルを標準装備としていること。要するに「L」は他を犠牲にしても、ひたすらに低コストと、そして低燃費を指向しているのだ。
その成果が10・15モードで38km/Lという驚異的な低燃費である。そして実際に新型プリウスLは、一般道主体のルートで法定速度遵守の、特にエコを意識しない普通の運転でも、30km/Lを大幅に超える燃費を記録したのだ。高速道路を飛ばしても20km/Lを割ることはない。これには自分で運転していて驚いてしまった。
とは言え、普通に勧めるのはやはり「S」以上のグレードだ。但し「S」なら燃費に効きそうなアンダーフロアパネルはオプションで追加したい。そうやって考えていくと結果的にはそんなに安い買い物でもなくなってきそうだが、その辺もトヨタのしたたかさなのだろう。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
日産再建への道筋に「NISMO」あり! モータースポーツ・カスタマイズ・レストア事業の強化で日産ブランドの価値向上を狙う
約30万円アップも納得!! 念願のS-AWC標準装備はデカい!! 新型デリカD:5の変貌ぶりが見事すぎた
ダイハツ販売会社で導入率50%突破、シンカの「カイクラ」…AI機能で顧客対応を効率化
「ツイーター」だけを追加 or 交換するのもアリ! さらには…?[お金をかけずにサウンドアップ]
まさかの「トヨタ再登板」自工会が次期体制を発表 トヨタ佐藤社長が会長へ…新7つの重点課題とは
価格85万円! トライアンフ「“新”カフェレーサー」予約開始! レトロな丸目ヘッドライト&スポーティな低いハンドルを採用 「スラクストン400」登場
F1タイトル5連覇を逃したフェルスタッペン、2026年のパーソナルナンバーを決定。以前の『33』には戻さず……『69』の使用は断念したみたい
建築家・田根剛が語るハンス・ウェグナーの美学──「織田コレクション ハンス・ウェグナー展」
ジョルダン、デジタル庁の認証アプリ活用…住民・観光客の属性確認が可能なモバイルチケット開発
マンガ大好き! マーベル・コミックを愛するオコン、年内にも新しいプロジェクトを発表すると示唆「忘れずにチェックしておいて」
「ブルーインパルス」のルーツはライト兄弟が作った!?「歴史上の偉人」が生んだ知られざる「初めて」(後編)
トヨタ「8人乗りSUV」に注目! カクカクデザインדラダーフレーム”採用! 430馬力超えの高性能マシン! 上質インテリアがめちゃ快適な「最新セコイア」米国仕様がスゴい!
【最上級ベースで黒仕立て】三菱「アウトランダーPHEV」に“ブラックエディション”新登場。専用レザー&内外装ブラック統一で存在感アップ
「ステップワゴン」が“30周年特別仕様車”を追加で攻勢。シートヒーター&全方位カメラ追加で、同日発表のマイチェン版「セレナ」と“真っ向勝負”の構図に
【正式価格と発売日確定】三菱新型「デリカD:5」大幅改良モデルが1月9日登場。液晶メーター&S-AWC搭載で“タフギアミニバン”が次のレベルへ
【実は中身がかなり進化】新型日産「セレナ」マイナーチェンジで何が変わった? デザイン刷新×グーグル搭載×新グレード追加の全貌
先行開発から10年、レース挑戦から5年で到達した「水素が当たり前の光景」。なぜTGRは“超電導”という未知の世界に挑むのか
改良後すぐ受注停止の「ノア/ヴォクシー」…現在は「ノアのガソリン車」のみ。買えない現状にユーザーは“お怒りモード”?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!