三菱エクリプスクロスPHEVはキャンパーも注目するハイブリッドの価格で買えるプラグインハイブリッド
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 64
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 64
「三菱 エクリプスクロス」が大幅に仕様変更された。2017年秋の発売から約3年。ちょっと早めのテコ入れとなった。サイズアップするとともにデザインが変わったほか、途中で追加されたディーゼルモデルが廃止され、代わってPHEVモデルが追加された。10月15日に予約注文の受付を開始し、11月末時点で月販目標の2倍に相当する約2000台の受注が入っている。PHEVモデルに試乗した。
新型は基本骨格は従来型と同じで、扱いとしてはマイナーチェンジだが、全長は4545mmと、従来型に比べて140mmも伸びた。ホイールベースは2670mmと同じだが、前オーバーハングが35mm、後オーバーハングが105mm伸びている。全幅(1805mm)、全高(1685mm)は変化なし。
デザインが結構変わった。フロントマスクはエクリプスクロスのみならず、ミニバンの「デリカ D:5」や軽自動車の「eK クロス」、「eK クロススペース」にも採用されるおなじみのダイナミックシールド顔を踏襲する。ランプ類のレイアウトがやや変更された。リアは大幅に変わった。従来型はリアウインドウが上下に2分割され、後端がストンと切り落とされたコーダトロンカスタイルだったが、新型は膨らみのあるフォルムとなった。従来型はハンサムだがどこかアンバランスで、僕は親しみを込めて“農道のイヴォーク”と名付けていたが、新型は表参道でも似合いそう。
サイズアップは新設されたPHEVユニットを収めるため。どうせ長くなるんならデザインも変えてやろうということだろう。PHEVユニットはアウトランダーPHEVのコンポーネンツがそのまま移植された。というより、元々両車は同じ骨格で作られているので、同じ車台からアウトランダーPHEVとエクリプスクロスPHEVをつくり分けているというべきだろう。
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