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新型ゴルフVIに試乗! 6世代目の原点回帰

道具としての良さが戻ってきた

新鮮味に乏しく感じたのには理由がある。実は新型ゴルフ、先代から車体の基本骨格や主要コンポーネンツを流用しているのだ。それを含めて、新型ゴルフの周辺には“コストダウン”という言葉がちらついている。実際、昨秋にアイスランドで催された国際試乗会の場では、開発メンバー達もそれを否定はしなかった。

 しかし実車を前にして、それを実感する部分は決して多くはない。むしろ立派になったと思わせる部分の方が多いくらいだ。特にインテリアは、ゴルフVよりも明らかに高級感、上質感を増している。樹脂パーツは深みのある艶をたたえ、ステアリングホイールやセレクターレバーに巻かれたレザーはしっとりとした手触りを示す。ラゲッジスペースのフロアボードがぺらぺらの板1枚だったりと、明らかに抜いた部分が散見されるのはご愛嬌だが、全体的な印象は明らかに期待を上回る。

 ではコストダウンはどうやって? と思ったら、工数の低減などによって1台あたりの生産時間を短縮したことが要因としては大きいのだという。インテリアのクオリティアップは、そうやって浮いたコストを回した結果。つまりこれ、コストダウンというより高効率化といった方が、しっくり来そう。

 個人的に嬉しかったのは、室内の居住まいが良くなったことの方かもしれない。たとえばゴルフVではダッシュボードの奥、フロントウインドウと交わるところにあった土手のような段差が新型では無くなって、前方の景色がスッキリとした。細かな話だが、こうした積み重ねが居心地や取り回しに大きく作用する。そもそもゴルフは、優れたパッケージングが価値に繋がったクルマだ。新型ゴルフは見映えや装備だけでなく、こうした道具としての良さが戻ってきたところが見所だと思う。

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