新型ゴルフVIに試乗! 6世代目の原点回帰
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:小林 俊樹
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主要コンポーネンツがゴルフVと共通ならば、それほど違いはないかもしれない。そう思っていた走りにも、嬉しいことに明確な進化を感じることができた。まず乗ったのは、最高出力122psのシングルチャージャーTSIエンジンと7速DSGを組み合わせた「TSIコンフォートライン」である。走り出して、すぐに気付くのは乗り心地の良さ。しなやかに動くサスペンションと16インチタイヤの組み合わせは、適度にフラットな姿勢を保ちながら大小の入力をやんわりといなしてしまう。
国際試乗会で、その快適性への貢献度の大きさを体験した減衰力可変式ダンパー「DCC」が用意されないと聞いて、最初はとても残念に思ったのだが、TSIコンフォートラインは、DCC無しでも至極快適な乗り味を実現していた。これは嬉しい驚き。まさに熟成型モデルチェンジの旨味と言えるだろう。フットワークも上々。基本的には安定したアンダーステアで、しかし工夫次第で適度に遊べる設定は、幅広い層を満足させるだろう。またステアリングフィールの滑らかさも特筆すべきところで、悪くはないがややドライな手応えだったゴルフVより上質な印象に繋がっている。
実用域での充実したトルクを誇るシングルチャージャーTSIエンジンと、その実力を余すことなく引き出す7速DSGのマッチングも、ますます際立っている。動力性能だけでなく実用燃費の面でも、文句をつける余地は無い。よりスポーティにいきたければ、最高出力160psのツインチャージャーTSIユニットを心臓とする「TSIハイライン」という手もある。全域でひと回り上のパンチは“速い”という言葉を使ってもいいほど。17インチタイヤのおかげで旋回速度も一段上のレベルにあるが、こちらは乗り心地がやや粗く、挙動も時に神経質な面を見せるのが難点。ルックスではTSIハイラインに惹かれつつ、私ならTSIコンフォートラインを選ぶ。
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