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「ジムニー」にACCが付いたのは時代とユーザーが普通になったから? それでもガチ勢向け“素うどん仕様”が欲しい理由

とはいえ“素うどん的ジムニー”があってもいい

スズキという会社はある意味コスト削減の鬼である。同社社員の名刺をもらったことがある方ならおわかりのはずだが、グローバルで5兆円以上を売り上げる大企業であるにもかかわらず、スズキ社員の名刺の紙はペラッペラに薄い。

今どきのイケてる感じのスタートアップ企業は、売上も利益もスズキの数億分の1だったりする割に、贅沢な紙でおしゃれな名刺を作っていたりするが、スズキはそんなとこには金をかけず、とにかくペラッペラの紙を使い続ける。

そして聞くところによれば、浜松のスズキ本社ビル内には「薄暗くしている部屋」が多いという。オフィスの電気代も、極限まで節約しているわけだ。

そのように、まるで爪に火をともすかのようにして生み出したお金を原資に、スズキは「安くていい車」を世の中に届けている。例えば「スイフトスポーツ」のような素晴らしい車が200万円台で買えてしまうというのは、冷静に考えれば狂気の沙汰である。

そんなスズキがジムニーの価格を上げるというのだから、これはもう仕方のない、そうするほかに手はない話なのだと判断するしかない。スズキの車およびジムニーを愛するユーザーとしては、スズキの判断を信用するほかないのだ。

店舗の運営コストを抑えることでなんとか存続しているおいしい町中華の主人が、もともと高くはないチャーハンの値段をやむを得ず若干上げたとしても、文句を言う常連客はいないはず。スズキ車愛好家も、その感覚でスズキに接するべきであろう。

とはいえジムニーに関しては、やはり超シンプルなグレードも1つは残しておいて欲しかったとは筆者も思う。オフロード走行に関わる趣味に全身全霊をかけている人や、趣味ではなく仕事としてジムニーを悪路で使っている人にとって、やはりACCの採用と値上げは「邪魔」以外の何ものでもなかったりする。

そういったユーザー層に向け、素うどん的グレードであるXGにだけはACCを設定しないか、もしくは「ジムニー XG(アダプティブクルーズコントロール非装着パッケージ)」みたいなモノを用意してほしかったとは思うのだ。

(終わり)

(写真:スズキ)

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