【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
掲載 carview! 文:koensha 33
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市場の再編が進むなかで、軽スーパーハイトSUV選びの決め手となるのは「どんな使い方をするか」と「いつ買うか」だ。ライフスタイルに合わせた最適なモデルを選ぶと同時に、購入のタイミングを見極めることが重要になってくる。
街乗り中心のファミリーユースには、居住性と静粛性に優れるN-BOXジョイが最適だ。街中での取り回しやすさ、後席の快適性、シートアレンジの自由度はクラス随一で、軽SUVの“ちょいオシャレ仕様”として完成度が高い。日常を快適に過ごしたい人にとって、最もバランスの取れた1台といえる。
燃費と実用性を両立したいなら、スペーシアギアが頼れる存在だ。撥水・防汚仕様の内装に加え、4車の中で唯一マイルドハイブリッドシステムを搭載。街乗りからアウトドアまで幅広くこなせる万能選手で、積載性や燃費を重視するユーザーに向いている。
一方、価格を抑えながらもSUVの雰囲気を楽しみたいならタントファンクロスが有力だ。“ミラクルオープンドア”による大開口スライドドアは使い勝手が抜群で、子どもの乗降や荷物の積み下ろしがスムーズ。ロングスライド機構など、日常の利便性を第一に考える層にフィットする。
そして、“軽でも本格SUV”を求める人にとっては、新型デリカミニが新たな基準となる。SUVルックを極めたデザイン、充実した安全装備など、走破性とブランド力を兼ね備えた存在だ。納期や価格は確認が必要だが、「待ってでも欲しい」と思わせるだけの魅力を備えている。三菱の発表によれば、4WD仕様の比率が5割を超えているという。
こうした各モデルの個性を踏まえると、いまの市場は大きく二つの選択肢に分かれる。
すぐにクルマが必要で、価格や使い勝手を重視する“即決の実用型”か、最新装備や4WD性能、ブランド価値にこだわって“待って狙うブランド型”を選ぶか。
どちらが正解というわけではない。重要なのは、自分がどんな使い方を想定し、どのタイミングで買うのが最も満足度を高められるかという点だ。いまの軽スーパーハイトSUV市場は、まさにその選択眼が試されるステージに突入している。
(終わり)
(写真:三菱、スズキ、ダイハツ、ホンダ)
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