ライトはジムニー用!? 新型「スペーシアギア」のデザイナーが仕込んだ「言われないと気付かない遊び心」
掲載 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹 24
掲載 carview! 文:編集部/写真:小林 俊樹 24
インテリアでは、スペーシアで好評のマルチユースフラップなど高い機能性はそのままに、撥水加工シートや防汚タイプのラゲッジフロアなどを専用で装備。
「ビッグオープントレーガーニッシュ」や「インパネボックス」にカーキグリーンを配し、シートバックアッパーポケットをサコッシュバッグをイメージしたメッシュタイプとし、メーターを丸テーマ×ハードなディテールとすることでアウトドア感を高めている。
またシートには、トレイルランをしているスペーシアギアをイメージしたイラストタグを装着するといった遊び心も。デザイナーによると「前席と後席のちょっとした会話のネタになれば」とのことで、車内でのコミュニケーションツールとして装備したそうだ。
「どういうデザインがここに付いていたら楽しいかな? というのを判断基準にデザインを進めてきた。ストーリー性のある方が乗員同士の会話も生まれやすいし、ちょっと人を乗せるときに自慢できるポイントになれば」
デザインはインパネボックスやアンダーガーニッシュ、シート柄などを組み合わせた“8ビット風デザイン”とするとことで遊び心も表現しているという。
ボディカラーは、「ミモザイエローパールメタリック」や「ソフトベージュメタリック」などトレンドであるアースカラーを中心に、ハードな機能性を表現したガンメタリックのルーフ色を配した2トーン6色、モノトーン3色の9パターンを用意した。
「アウトドアが日常化する中でアウトドアブランドのウェアにも低彩度カラーが設定されるようなったので、エクステリアカラーも低彩度のアースカラーを設定しトレンドに合った提案をしている」
先代はメタリックが強めのオレンジだったエンブレムが、新型では低彩度のボディカラーにマッチするように赤みの強いオレンジへと変更され、ビード形状(「GEAR」の文字の下のリブ部分)を入れることで道具感を強調しているという。
なお、エンブレムと同色のアクセントをサイドドアガーニッシュにも配するなど、ワンポイントとしてオレンジを差し色とすることで個性あるアウトドアスタイルを表現しているそうで、この色味の選定にもかなり時間をかけたんだとか。
(次ページに続く)
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