Cクラスワゴン国内試乗 セダン以上に注目の1台
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:荒川 雅臣
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このクラスのワゴンが難しいのは、ユーティリティだけでなく街中での取り回しなども含めた使い勝手の良さ、更には美しいスタイリングに代表されるライフスタイルを演出するアイテムとしての魅力といった要素を、ユーザーがどれも妥協無く求めがちだということ。サイズを無闇に拡大せずに、それを実現するのは簡単ではない。
しかしCクラス・ステーションワゴンは、それらを見事、高次元でバランスさせてみせたと言うことができる。実用性に配慮してリアゲートの角度を立てながら、それを野暮ったく見せないスタイリング、日本の道ではまさにジャストと感じさせる扱いやすいボディサイズやリーズナブルな走行性能など、トンガッたところが無い代わりに、すべての要素が良い案配で満たされている。
ライバルと比較すると、BMW3シリーズ・ツーリングに対しては、快適性で大きな差をつけている。セダンやクーペよりは後席に人を乗せたり荷室を満載にしたりという機会が多いであろうワゴンだけに、ここは高く評価しておきたい。但し3シリーズにあるパノラマガラスルーフは魅力。そういうアメニティ性には、真面目に過ぎるというか物足りない部分もある。
もうすぐ新型が登場するアウディA4アバントは強敵だ。セダンに乗る限りは素晴らしい走りっぷりを実現しているし、またスタイリッシュさにも磨きがかかっている様子。しかし大きくなったボディサイズは日本では不利に働くかもしれない。Cクラスはサイズが手頃な上に小回りが抜群によく効くのだ。
ちなみに僕がもしこのCクラス・ステーションワゴンを選ぶなら、C250エレガンスにする。トルクのツキは今ひとつながら気持ちの良いエンジンと、優しい乗り心地が一番の理由だが、セダンよりカジュアル感の強いステーションワゴンだけに、アバンギャルドでは弾け過ぎ。エレガンスの方が抑制が効いてちょうど良いのではという思いもある。けれど本音を言えば、本当の本命はセダンで最高に気持ち良い走りを堪能させてくれたC63AMG。もし手に入れたら、まさしく万能の1台としてオンオフ問わず大活躍してくれるに違いない。
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