ロールスロイス・ゴーストの内装をチェック。ファントムやカリナンとの違いは?【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
イギリスを拠点にしているロールスロイスは、世界最高峰の高級車です。2009年からドライバーズカーとして発売された「ロールスロイス ゴースト」に興味をお持ちの方もいるのではないでしょうか。高い静粛性を持ち、エンジン音がとても静かな点が魅力です。
この記事では、ロールスロイス・ゴーストの内装や中古車相場をご紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
ロールスロイス・ゴーストは、これまで販売してきた他のモデルの中で最も技術を進歩させたシンプルなモデルです。2代目ゴーストは「スピリット・オブ・エクスタシー」と「アンブレラ」だけが初代から引き継がれ、他は一新されています。
この項目では、ゴーストの概要についてご紹介しますので参考にしてください。
ロールスロイス・ゴーストのボディサイズは、全長5,545 mm×全幅2,000mm×全高1,570 mmです。外観デザインは脱贅沢のコンセプト通りに、シンプルさを極めたモデルとなっています。
ボディ側面は真っ直ぐなラインが車体の長さを強調し、緩やかなアーチ状のルーフラインが醸し出す軽快感が魅力のひとつと言えるでしょう。また、他のショーファードリブンカーと同様にパルテノン神殿を模したフロントグリルが特徴で、夜になるとグリル内部が光るという演出も魅力的です。
高級車でありながらシンプルなデザインを追求したゴーストは、内装でも無駄な加飾を省いています。その分、オプション装備で幻想的な車内を作り上げることができるなど魅力が満載です。
この項目では、ロールスロイス・ゴーストが持つ内装の特徴についてご紹介します。
ロールスロイス・ゴーストの助手席前側にあるダッシュボードには「イルミネーテッド・フェイシア」が採用されています。ロールスロイスのグッドウッド本社のデザイナーや職人、エンジニアが2年間の月日を費やして開発しました。
152個のLEDライトが備わり、9万個を超えるレーザーエッチングドットが光を均一に分散し、光り輝く効果を生み出します。これによりエンジンを始動させるとゴーストの文字とともに850個を超える星が浮かび上がり、車内が幻想的な雰囲気になる魅力的な機能です。
ロールスロイス・ゴーストは徹底された静粛性を追求し、快適性を高めた車種です。ルーフやラゲッジコンパートメント、バルクヘッド、ドアなどに100kgを超える吸音・遮音材を使用しています。
また、空洞共鳴音を低減させるフォーム材が備わったタイヤが装備されている点も特徴です。完全な無音にはせず、ノイズを一定の周波数にまとめ低く柔らかな「ささやき」にするロールスロイス独自の技を採用しています。
違和感のない心地良い車内空間が保たれ、快適なドライブを楽しむことが可能です。
ロールスロイス・ゴーストのインストゥルメントパネルは液晶ディスプレイになり、計器部分と中央のインフォテイメントに配置されています。インフォメントシステムはBMW製を基にした造りで、ロールスロイス専用のデザインを採用している点が特徴です。
ナビゲーション操作などはBMWのiDriveと同様の方法で、アームレストにあるダイヤルで行えます。シート調整やカップホルダーの引き出しもできるなど、機能性の高いアームレストです。
また、フロントシートは電動調整式で、簡単に調整が可能です。
後部座席は、2人掛けのセパレートタイプと、3人掛けのベンチタイプから選択可能です。前座席に対して座面が一段高くなっており、前方の見通しが確保されています。
フロントシートのバックレストは電動格納式のテーブルとインフォテインメントモニターが備わり、後部座席でもナビゲーション操作が可能です。
また、後部座席の中央にあるアームレストを倒すと、シャンペン専用のクーラーボックスがオプションで設置できます。
天井に星空を作り出す「スターライトヘッドライニング」は、オプションで装着可能です。細かな調光ができ、ムードライティングから読書まで自分の好みに合わせてコントロールできます。
ロールスロイス・ゴーストの魅力は、花粉や細菌を除去し快適に過ごせるMicro-Environment Purification System(ミクロ環境浄化システム)を装備していることです。この機能は、2代目ゴーストから新採用されました。
高感度の不純物検出センサーが空気の質を見極め、一定量の汚染を感知すると自動的に内気に切り替わり、ナノフリースフィルターを通して2分以内に浄化されます。車内の空気を常にきれいな状態に保てることは大きな魅力です。
ロールスロイスのショーファードリブンカーには、最上級モデルの「ファントム」、ロールスロイス初のSUVである「カリナン」があります。
ゴーストもショーファードリブンカーですが、この2車種との違いはどのようなものなのか気になる方もいるのではないでしょうか。この項目では、ゴーストとカリナン・ファントムの内装の比較をご紹介します。
カリナンは、ロールスロイスで初となる4輪駆動が採用されたSUV車です。内装は、ゴーストよりカリナンのほうがインパネ部分の幅やガラスエリアが広く、着座位置も高くなっています。
後部座席は、セパレート仕様の4シーターと、ベンチシートの5シートから選択可能です。4シーターは荷室と座席の区切りにガラス製のパーテーションが備わっています。そのため、テールゲートの開閉を行なっても車内の温度の変化を抑えることが可能です。
ファントムは、ショーファードリブンカーの最上級モデルです。水平基調で手触りの良い上質なレザーを使用し、内装の随所にウッドパネルを採用しているため高級感を醸し出しています。
また、ボディサイズをゴーストと比較すると若干大きく、特にファントムの全高が1,645mmと75mmの差がある点が特徴です。この全高の高さを生かして居住空間を広くし、後部座席の居住性を優れたものにしています。大人が足を伸ばしても前座席には届かないほどのゆとりがある空間です。
ロールスロイス・ゴーストの内装は、シンプルで高級感のあるものです。しかし、新車で購入すると3,000万円を超えてしまう高級車であるため、中古車をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この項目では、ゴーストのスペックや新車価格に加えて、中古車相場・オーナー評価をご紹介します。
ロールスロイス・ゴーストはハンドルの位置を選択できるため、日本の交通状況に合わせた右ハンドルが可能です。新車価格が3,700万円を超えるため、購入をお悩みの方は中古車を視野に入れてみましょう。
中古車では約1,000万円から購入ができ、すでにオプション装備が付いているものもあります。スペックは以下のとおりです。
排気量:6,748cc
駆動形式:全輪駆動
ミッション形式:電子制御8速AT
乗車定員:4~5人乗り
ハンドル:左/右
新車価格:3,722万円
中古車相場:1,350万~4,580万円
(2022年6月時点の情報です)
ロールスロイス・ゴーストの購入を検討の際には、オーナー評価を確認することも大切です。carview!では、以下のような評価があります。
『外界との遮音性が高く、窓を全て閉め切ると室内は完全に別世界になる。風きり音は皆無。おまけにエアコンの吹き出しも静か。』
『ゴーストは座面や天井が通常のセダンよりも高く造られているため確保されている空間は広い。』
『街中を走っていても気持ちのいい乗り心地と視線を感じます。』
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1中国GP】際立っていたフェルスタッペンとノリス。ハミルトンが本領発揮
【中古車チェック】長距離走行の才能とスポーティなルックスを両立させたいなら「アウディ A5 スポーツスポーツバック(F5)」がおすすめ?
【ドラレコ、延長保証に特別装備も】 アルファ「ジュリア」/「ステルヴィオ」 82台の限定車
スマートがワイルド&タフに進化、『コンセプト#5』市販モデルは年内発売…北京モーターショー2024
スピンしまくる2代目トヨタ[MR2]は危ないクルマだった!? 2026年に復活するって本当なの!?
トーヨータイヤが小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」と、小型EVトラック専用リブタイヤ「NANOENERGY M151 EV」の2モデルを発表
より安心で快適な軽バンへ!ホンダが「N-VAN」の新型モデルと特別仕様車を発売
シックなブルーの350台限定車 フィアット500/500Cグランデ・ブル 同時に新グレード追加も
751馬力! BMW「XM」をACシュニッツァーがカスタマイズ。史上最強のMに挑みました
三菱コンパクトSUVが、もっとハンサムに変身! 改良型「ASX」は日本の町並みにもきっと似合う
バニャイアが今季初の初日トップ。「異なる作戦」で表彰台を阻んだ問題解決に取り組む/第4戦スペインGP初日
ペナルティで3位失うも、スプリント好走にクアルタラロ満足。決勝は「トップ10なら良い結果」
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!