幻のスーパーカー「ヤマハ OX99-11」、3台のプロトタイプが走った
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:篠原 晃一
実際にデモ走行を行った3台のOX99-11はサイレンサーの仕様に若干の違いがあったのか、エキゾーストノートの大きさはそれぞれ異なっていたが、ホームストレートを駆け抜けるたびに来場者が「いい音するな~」と、惚れ惚れする快音を響かせた。ヤマハは今後も同様のイベントを隔年で開催したい意向だということなので、再来年以降もまたOX99-11の勇姿を見られる機会が訪れるかもしれない。こうしたメーカーとファンとが交流を図るイベントは、ぜひ継続的に長く開催していただきたいものである。
また昨年来、大手メディアにも報道されているとおり、ヤマハは四輪事業に進出することを発表済み。残念ながら進捗状況など具体的な話は聞くことができなかったが、「鋭意進行中です」という力強い言葉を聞くことができた。ヤマハがどんな四輪車を構想しているのかは、もう少し楽しみに待つこととしよう。
さらには、今回のデモ走行に登場した2000GTやレクサスLFAに代表されるように、ヤマハはトヨタとの縁も深い企業。「次期スープラはBMWと共同開発か!?」などとまことしやかに噂される昨今、ヤマハとトヨタのコラボレーションの今後も気になるところだ。二輪車のイメージが強いヤマハではあるが、四輪車ファンにとっても、ますます目の離せない存在となっていくことだろう。
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