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Eクラス クーペ&カブリオレ、海外試乗記到着

クーペの方が乗り心地&走りが洗練されている

最近のEクラスのクーペはCクラスをベースにしたCLKの後継モデルとして開発されてきたため、サイズはCクラスに近いが、中身はEクラスのクオリティとなっている。ホイールベースはセダンの2874mmに対してクーペが2760mm、全長はセダンの4892mmに対してクーペが4703mmと、コンパクトなボディのおかげで走りがとてもスポーティだ。さらに、ホイールベースとボディ剛性の関係でむしろクーペのほうが乗り心地がよく走りが洗練されている。メカサスペンションとは思えないほどしなやかで快適なのだ。

エンジンは2リッター直4ターボと3リッターV6ターボと4.6リッターV8ターボのガソリンエンジンが用意されるが、試乗したのは直4ターボのE250と、V8ターボのE500だ。

E250は新型Eクラスセダンで初めて登場した2リッター直噴ターボだが、中身はリーンバーンとターボを組み合わせる画期的なガソリンエンジンであり、350Nm/211psという出力はスポーツクーペに相応しい。7速トルコンATとのマッチングもイージー&スムースだし、欧州モードで約16km/Lは走れる燃費も凄い。同じ2リッターターボでも、ライバルのエンジンとは異なり、メルセデスブランドに見合った上質なエンジンである。おそらく世界でもっとも洗練された2リッター4気筒エンジンではないだろうか。

このエンジンに関してはEクラスセダン&ワゴンの試乗記を参照してほしい。E500は4.6リッターV8ターボで今までのV8と同じだが、コンパクトなボディにV8ターボは非常にパワフル。600Nm/408psという出力を誇るのに、非常に静かでスムースに吹け上がるのだ。E500はとても贅沢で魅力的なクーペであった。

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