Eクラス クーペ&カブリオレ、海外試乗記到着
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
Eクラス クーペのバリエーションとして、ソフトトップのカブリオレも用意されている。2シーターのスポーツカーであるSLとSLKはハードトップのバリオルーフを持つが、2+2のEクーペはクラシックなイメージのソフトトップを採用している。ロールスやベントレーがそうだがソフトトップのほうが高級感があるし、屋根を閉めていてもオープンカーであること主張してくれるのだ。
ボディ剛性もエンジニアが入念にレーザー溶接されていると言う通り、骨格がしっかりとしているというか、剛性感が高い。風の巻き込みも少ないのでオープンの状態で200km/hでも隣とお喋りができるほどだ。もし私に予算が許されるなら、E500のカブリオレをゲットしたい。とても贅沢な移動空間と時間を手に入れることができるだろう。
Eクラスファミリーなので安全面では様々なドライバーアシストが装備される。合計で5つのミリ波とステレオカメラを使い、歩行者も認識できる。自動追従のクルーズコントロール・ACCは高速走行で便利だし、被害低減&衝突回避の自動ブレーキはうっかりミスを防ぐことが可能だ。車線逸脱防止は警報と誘導と危険回避の三点セットで、自動操縦の夜明けを感じさせるハイテクだ。後ろからの追突や左右バックミラーの死角をカバーするブラインドスポットも便利。空から石が落ちてくるリスクには対応できないが、前後左右のリスクに対しては限りなく安全性が高められた。
顔つきはキツくなったが、中身はとてもジェントル。新しいEクラス クーペ&カブリオレのステアリングを握ったら、地平線の向こうまで行きたくなるはずだ。
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