【アメリカも羨む日本専用】「シビックRS」はMTもエンジンも特製、400万前半の大穴モデル
掲載 carview! 文:編集部/写真:ホンダ技研工業 114
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ホンダは9月販売開始予定の改良型「シビック」を初公開した。フロントマスクの変更やインフォテインメントシステムの刷新など、今回のマイチェンの内容はさすが北米におけるホンダの売れ線モデルといえる盛りだくさんなもの。
なかでも国内ファンの注目を一身に集めたのは、新たに追加されたスポーティな日本専用グレード「シビックRS」だ。そこで今回は、このシビックRSをライバル比較なども含めつつ購入目線で掘り下げてみたい。
まず、シビックのスポーティグレードと聞いて誰もが真っ先に思いつくのは、FFホットハッチの代名詞「シビックタイプR」だろう。では、タイプRと今回追加されるRSはどう違うか。
その答えをひと言で言うと、“ぜんぜん別物”だ。というのも、タイプRは330psを発揮する2.0L直4ターボを搭載したモンスターマシンで、サーキットユースを前提とした足回りも含め日常使いにはあまりにも過剰性能なのだ。にも関わらず、人気爆発のため目下新規受注受付を停止している。
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一方、RSのエンジンは、他のガソリンエンジングレードと同じ排気量の1.5L直4ターボで、最高出力も182psと上乗せされていない。では、RSは内外装だけドレスアップした「なんちゃって仕様」なのかと言えば、それは全く違う。
実はRSのエンジンは、スペックこそ変わり映えしないが、軽量フライホイールの採用など目に見えないところで他グレードのエンジンと差別化されているのだ。
さらに、RSは専用6速MTの採用により、これまでも高い評価を得ていた従来型のMTの上を行く小気味いい変速を実現。足回りも5mmローダウンされたサスで程よく強化されており、タイプRはやんちゃ過ぎと感じる大人にこそ似合うスポーティグレードと言える。
加えて、タイプR程のネームバリューはまだないから、転売ヤーらによって買い占められてしまう心配も今の時点では不要だろう。
(次のページで予想価格を解説)
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