【トヨタが商標を再び出願】「MR2」後継は“MR-S”の名で復活か？ 「GR GT」公開で高まるミッドシップ再来の期待と“謎のプロトタイプ”の正体

FT-Se「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

「MR-S」の商標出願とJMS2023の「FT-Se」をつなぐ線

MR2の後継モデルについては復活の期待が高まっているものの、名称はMR2ではなくなる可能性が浮上しています。理由は、デンマーク特許庁にMR-Sの商標が出願されたためで、出願はごく最近行われたものの、まだ認可には至っていないようです。

デンマークでは他にMR2商標の保有者は存在せず、知的財産権の衝突を避ける目的ではないとみられます。またトヨタは複数の国で既にMR-Sの商標を保有しており、今回の動きは新型車名の布石である可能性がありそうです。

トヨタは「クルマをもっと楽しくする」という方針を掲げており、その対象は「GRカローラ」「GRスープラ」「GR86」といった既存のGRラインアップに限定されるわけではありません。

ミッドシップ復活の兆しとして象徴的だったのが、2023年の「ジャパンモビリティショー」で発表されたEVスポーツ「FT-Se」です。このモデルは電気自動車でありながら、MR車のようなミッドシップパッケージを想起させるプロポーションを採用し、“ミッドシップらしさ”を大きく意識した設計となっていました。