【トヨタが商標を再び出願】「MR2」後継は“MR-S”の名で復活か？ 「GR GT」公開で高まるミッドシップ再来の期待と“謎のプロトタイプ”の正体

GRヤリス M コンセプト

「セリカ」統合説の真偽。ミッドシップ化は現実的なのか？

また2024年9月には、MR2後継車に「セリカ」のバッジが付くという噂も浮上しましたが、前輪駆動のセリカがミッドシップ化されるとは考えにくく、信憑性は高くないと見られています。

さらに注目すべき進展が、25年1月の「東京オートサロン」で公開された「GRヤリス M コンセプト」です。

これはミッドシップ4WDレイアウトを採用した開発車両で、トヨタが研究を進める小型・高出力ユニット「G20E型エンジン」を搭載。10月には、このGRヤリス M コンセプトがスーパー耐久シリーズへ実際に出走しており、単なるショーモデルにとどまらない“実働テスト車”として注目を集めています。

GRヤリス M コンセプトが何を示唆するのか…。トヨタが「ルノー5 ターボ」のような”純粋なミッドシップホットハッチを作るとは考えにくく、むしろ新世代ミッドシップスポーツの市販車開発に向けたデータ収集の布石である可能性が高いと言えるでしょう。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE、トヨタ）