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【いつのまにか本気仕様に】“街乗りお手軽車”のはずが本格的なスポーツカーになっちゃった。初の量産ミッドシップ「MR2」

また操る歓びを手が届く価格で実現してほしい

MR2は、1989年10月のフルモデルチェンジで、2.0Lターボを設定するなどスポーツスピリットをさらに鮮明にしていく。

しかし、200psオーバーの世界は、量産車のパーツを積極活用することが宿命づけられたMR2にとって、シビアな操縦領域への突入を意味していた。ベストバランスは初代のスーパーチャージャー仕様だった。

初代MR2のスーパーチャージャーモデルのパフォーマンスは、絶妙な味付けの足回りと相まって現在でも光るレベルだと思う。ステアリングにはパワーアシストが付かないが、フロントに重量物がないメリットでさほど重くない。

時代を感じさせるのはスタイリングだろう。後期型のスーパーチャージャーは、初期型と比べると大人びた印象になった。だが、スポーツカーに求められる「情感」は希薄。もともと、スポーツカーではなく、小粋なコミューターとして企画されたのだからしょうがないのだが、残念な要素である。

2023年秋の「ジャパンモビリティショー」で、トヨタはまるで近未来のMR2のような「FT-Se」という2モーターのスポーツBEVを提案した。かつてのMR2のような「操る歓び」を「手が届く価格」で実現してくれることを期待している。

<おわり>

(終わり)

(写真:トヨタ、フェラーリ、ロータス)

>>【画像】直線基調のデザイン。今見ると新鮮? 初代MR2のフォトをチェック

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  • 2025/5/13 09:32

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    AWもSWも乗りましたが私の腕では振り回すことなどとてもできないじゃじゃ馬でした。
    何度かスピンして事故った事があり少しケツが出るだけでトラウマになりビビってました。お陰様で小舵角のカウンターと連動したアクセルワークは少し覚えられたと思います。それからGC8に乗り換えたら夢のような安楽さで驚いたのを覚えています。アンダーでサイド引かないとケツが出ないのにも驚きでした。昭和〜平成初期は楽しい思い出がいっぱいです。因みにSW20GTやGC8タイプRの新車が300万円で買えたいい時代でした。
  • 2025/5/13 10:41

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    素性が良く、スポーツ走行できてしまったのが要因ですね。
    リアのみでいいからタイヤグリップ上げれば、たちまち若者の腕を試せる楽しい車に早変わり。
    小型軽量だから燃費も悪くなく、若くて金なくても何とかブン回せた。羨ましい時代です。
  • 2025/5/13 09:15

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    カーター政権時代のアメリカ政府が、省エネ政策の一環として、こういうミッドシップの2座ランナバウトを売り出すよう、各メーカーに指示を出していた。その後政権が石油利権をバックに持つレーガン大統領に代わったことで政府の計画はなくなるが、多くのメーカーがもう後戻りできないところまで開発を進めてしまっていた。

    だから80年代にアメリカで活動するいくつかのメーカーから同じような車が出ている。ほとんどのメーカーはコストを理由にFWDで出したが、トヨタとGMは政府の青写真通りにミッドシップで造った。それが初代MR2とポンテアック・フィエロである。FWDで出たものとしてはフォードのEXP(LN7)、クライスラーのダッジ・ランペイジ/プリマス・スキャンプ、日産のパルサーEXA、ホンダのCR-Xなどがあった。クライスラーの2台はピックアップトラックとして出たが、それを軽の規格でパロったのがマイティボーイである。

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