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GRの工場見学会が募集開始。クルマ好きなら一度は見ておきたいレース直系の“こだわり”と“特別感”とは

GRの工場見学会が募集開始。クルマ好きなら一度は見ておきたいレース直系の“こだわり”と“特別感”とは

「GRファクトリー」の様子

「早さ」よりも「精度」を追求

GRファクトリーには一般的な自動車メーカーの工場にあるベルトコンベアや大型搬送機を使った製造ラインが存在しない。

一般的な製造ラインは、クルマを早く効率よく作るのには適しているが、GRファクトリーで製造しているのは前述の通りモータースポーツ直系のハイパフォーマンスモデルばかり。そこにはGRの並々ならぬこだわりがあり、“早さ”よりも“精度”を追求していることがわかる。事実、今回の取材会でも関係者からはしきりに“精度”という言葉が聞かれた。

精度アップの取り組みで最もわかりやすいのが、溶接して組み上げられたボディ(足回りの穴の位置)を3次元測定器で測り、その微妙なバラツキを最適化する足回り部品を予めコンピュータが計算し組み合わせるというものだろう。

約1万通りの中から最適なパーツを組み合わせることで図面中央値に近づけるこの工法は、サスペンションメンバーだけでなくコイルスプリングやブレーキなどのパーツまで含まれるそうだ。

素人目には「工場で機械が作っているならバラツキなんて出ないでしょ」なんて思ってしまうが、街のパン屋さんがその日の気温や湿度に合わせ微妙に水分量や焼き時間を調整するのと同じように、クルマも正確に作っても微妙な誤差が出てしまう。一般的な製造ラインでは無視できるほどの僅かな誤差ですら細かく調整しているのだから、精度に対するこだわりっぷりには恐れ入る。

もちろん、大きな溶接や重量物の搬送など、危険が伴う作業は機械が介入しているが、GRモデルともなると、機械ではできない溶接や構造用接着剤の塗布など職人の手が介在する範囲も多い。やはり“クルマは人が作るもの”なのだ。

その証拠に、通常1分といわれるタクトタイムがGRファクトリーでは約10分。製造される車両はベルトコンベアではなく「AGV(自動搬送機)」で運ばれ、作業をしやすいようAGVが1つの作業を終えるまで“停止”し、完了したら次の工程に移動する……を繰り返す。時間をかけ精度を高い次元で追い求めていることがわかる。

なお、ファクトリー稼働時のタクトタイムは約14分だったそうで、細かなカイゼンの積み重ねで製造速度も上がっているという。

(次ページに続く)

>>「GRファクトリー」の様子を写真でチェックする

◎あわせて読みたい:
>>【先行公開】今秋登場の「GRカローラ」26年仕様はトルク&シャシー性能向上。巨大ウイングはGRMNの証?

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