プジョー508海外試乗、胸騒ぎが現実になった
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
ボディサイズは407よりセダンで約100mm、SWで約50mm大きくなり、ホイールベースも92mm伸びた。308がデビューしたとき、開発者から「プジョーの大型化戦略はこれでいったん終了した」というコメントを得ていただけに「プジョーはボディサイズに対する方針を変更したのですか?」と突っ込んでみた。
返ってきた答えは次の通り。「508は407の後継モデルであると同時に、607の後継モデルでもあるのです。そして508は、607と比べればむしろ小さくなっています」。フラッグシップモデルである607を廃止し、大型化&上級化した508を投入。407が抜けた穴は308ベースの408でカバーするというのがプジョーの商品戦略なのだ。そう考えると、ネーミングが508になったのも納得がいく。一方、コストを抑えた408は中国を中心とした新興国で販売するため、日本には導入されない。
プジョーの新しいフラッグシップモデルとなった508は、広々とした室内空間をもっている。後席ひざ元は407より53mm広くなり、身長180cmクラスの男性4人が快適に寛ぐことが可能。これなら607の後継モデルとして企業トップのショーファードリブンとして十分に使える。
SWのカーゴルームも大型化され、通常時で545L、3:2分割可倒式の後席を倒せば最大1865Lという大空間が現われる。さらに、容量48Lのサブトランクや、トランク内に設置した後席を倒すためのレバーなど、使い勝手にもこだわっている。
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