【ボクらが憧れた日産を振り返る】S13シルビア、パルサーGTI-R、Z32、R32型GT-R…そしていま必要なのも“憧れのクルマ”でしょ！

MID4 (II型)

1987年の東京モーターショーをで話題をさらった「MID4」

それにしても、バブルって本当にいい時代でした。ここで紹介したクルマたちはどれもバブルというタイミングで登場したもので、イケイケという社会背景があったからこそ登場したのかもしれません。間違いないのは、バブルは夢のあるクルマを世の中へ送り出してくれるということです。

ただ、なかには市販化が噂されながらも世に出てこなかったクルマもありました。

たとえば「MID4（ミッドフォー）」。1987年の東京モーターショーに展示された車両で、日産も「市販前提」とは一言も言っていませんが、実車を見ると一般的なコンセプトカーと違ってドアノブなど細部まで“市販レベル”の作り込みであることがわかるし、実際に走ることができ、当時自動車メディア関係者にも試乗させたのだそうです。

これ、本当に憧れました。「日産のスーパーカーだ！」って。エンジンは330㎰を発生する排気量3.0LのV6ターボで、エンジンは当然キャビンの後ろに搭載するミッドシップ。駆動方式は4WDでした。もし発売していたら、初代NSXのライバルになったのでしょうかね。

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