ピレリ新世代スポーツタイヤ「P ZERO」と「DRAGON SPORT」を試走
掲載 更新 carview! 文:竹内 龍男/写真:ピレリ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:竹内 龍男/写真:ピレリ ジャパン
新型P ZEROのアジア向け試乗会は、F1グランプリ第3戦が終わったばかりの上海国際サーキットで開催された。あいにくの雨でドライグリップは試せなかったが、非常に高いウェット性能が把握できた。
ピレリは以前から限界コントロール性を最重視し、ピークグリップはあえて抑えていた印象を受ける。しかし新型P ZEROは、ピークグリップも非常に高く、なおかつコントロール性もハイレベル。雨が降りしきる中でのウェットグリップは想像以上だった。
ポルシェ911とメルセデスAMG GTは同乗走行だったが、ランボルギーニ・ウラカンとアウディR8は自ら試乗できた。タイヤの横剛性やパターン剛性がしっかり確保されており、不自然な変形が見られないので安心して荷重をかけられる。コーナーの進入ではブレーキングでニュートラルステアに移行でき、アンダーステアが発生しにくい。
コーナーの頂点を過ぎて加速するとリアが滑り出すが、ここでも不自然な変形は皆無。しっかりトラクションがかかりながら回頭を助けるように少しずつスライドするので、上海サーキットの回り込むコーナーでもフロントが逃げず、アクセルコントロールが楽しめる。このときの限界コントロール性が実に見事! ピークを過ぎても急にグリップダウンせず粘ってくれるのでコントロールしやすいのだ。ピレリらしい、とても懐の深いタイヤだ。F1ビードと呼ぶ、ビード(ホイールと接する部分)の剛性均一化技術が効果を発揮しているのかもしれない。
ウラカンとR8はOE承認タイヤで、高い剛性の中にもしなやかさ、ストローク感があり足回りとのマッチングが素晴らしかった。おそらく乗り心地も良いだろうと推測できる。摩耗は綺麗で安定しており、ハイドロプレーニングも発生しにくかった。ウェットでも安心して、しかも相当高い次元で楽しめるタイヤだ。短時間の試乗ではあったが魅力の一端を垣間見ることができた。
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