直噴搭載新911ターボ 新型ユニットは合格か
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
さて、中身に大きな変貌を遂げたニュー911ターボの試乗の舞台ポルトガルには、公道とかつてF1ポルトガルGPが開かれていたエストリルサーキットの、2つのステージが用意されていた。リスボンの空港でピックアップした試乗車には、クーペとカブリオレの2種類のボディが用意されていたが、トランスミッションはいずれもPDKだった。
そこでまずはクーペの1台に収まって公道セクションに出撃するが、500psと650NmがPDKを介して繰り出すパフォーマンスは、やはり圧倒的だった。例えば片側1車線のカントリーロードで遅いクルマを追い越しするときなど、対向車のタイミングを見計らってスロットルを踏み込めば、Dレンジのままで瞬時にして嵐のような加速が手に入り、追い越しは大抵の場合、余裕をもって完了する。3.8リッター直噴フラット6ツインターボは、空冷の930や964といった、踏み込んでからトルクが立ち上がるまでにタイムラグのあった時代のターボとは、次元の違う素早いレスポンスを示すのである。
そのパフォーマンスを支えるシャシーは、すでに熟成の域に入った997後期型だけに、公道で試せる範囲のドライビングでは破綻を見せる気配もない。19インチのBSポテンザRE050Aを履いたターボは、空いた高速道路では軽く200km/hをオーバーしても矢のように直進していくし、カントリーロードのコーナーも狙ったとおりのラインを描いて駆け抜けていく。公道試乗の途中でクーペからカブリオレに乗り換えたが、低速での乗り心地はソフトなボディが衝撃を吸収する効果を持つカブリオレの方が快適に感じられた。そうこうするうち、アウトドローモ・ド・エストリルの表示が目につくサーキットに到着した。
エストリルはピット前の長いストレートと裏側の複雑なカーブが続く区間で成り立つ全長4km余りのサーキット。走行はポルシェインストラクターの先導によるものだったが、その先導ペースはラップを重ねるに連れて速くなっていくため、最終的にはけっこう本気のドライビングが要求される。にもかかわらず、RE050Aを履く新型911ターボはまったくノーマル状態のまま、そこでの走りを危なげなくこなしてみせたのはさすがだった。
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