X6試乗、ハイテクの塊!高速ではリッター10kmも
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:中野 英幸
逆風を気にするのか、それともしないのか、周囲の反応はどうあれX6に乗ればBMWの例外にはならず、根幹とも言える駆け抜ける歓びを実感できるはずだ。それが、走りにメリハリを生むことになるに違いない。気分が十分に高揚した後、周囲の流れに合わせて走れば満足できる燃費が期待できるのは先にリポートした通りだが、実は快適性もきわめて高い。6速ATをDレンジにしたまま、高速道路を100km/hで走っているときのエンジン回転数は1900rpmにとどまる。エンジン音は耳に届かず、風切り音やタイヤが路面から拾うロードノイズも最小限に抑えられている。タイヤ自体が発するパターンノイズも遮断されている。
乗り心地は、やや硬さを感じることも事実だ。ランフラットタイヤを装着することによる接地感の硬さというよりも、サスペンションの設定が引き締まっているのだろう。だが、不快感を伴うような突き上げ感とは無縁でいられる。サイドサポートを強調したスポーツ・シートは、クッション感はないが硬さは気にならない。むしろ、後席については左右独立した形状となるのでドライバーが駆け抜ける歓びを実感していても、身体をシッカリと支えてくれる。
しかも、流麗なクーペでありながら後席のスペースは犠牲になっていない。大柄なリポーター(身長180cm、体重90kg)が前席で最適な運転姿勢を選び、そのまま後ろの席に座ってもヒザの前には十分はスペースが残っている。さすがに、頭上スペースは意識して背筋を伸ばして座ると髪の毛が天井に触れるが、くつろいでくればまったく気にならない。横方向のスペースは、そもそも2名がけが前提なので広々としている。その間のスペースを小物入れに使うといった贅沢さこそ、プレミアム系クーペの証しでもある。
大型のテールゲートは、2ステージ・ガス・スプリングによりスイッチ操作だけで開閉できる。しかも、テールゲートが開く角度をiDriveにより5段階に任意設定できる。天井が低い駐車スペースを利用するときにテールゲートを傷つけないようにする配慮だ。荷物スペースは570リッターの容量を確保。気になるのは、床が高めなこと。重い荷物の積み降ろしは簡単ではなさそうだ。がだ、それには理由があるのかもしれない。床下には大容量のスペースが確保され、近い将来はここにバッテリーを搭載したハイブリッド・モデルが登場するのかもしれないからだ。
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