【買う前に知っておきたい】トヨタ新型「ランクルFJ」は街乗りも悪路もこなす万能SUVか、それともクセ強モデルか？ その魅力と落とし穴を探る

ランドクルーザーFJ（写真：編集部）

「RAV4」級のサイズ感で360万円台スタートか

待望のトヨタ「ランドクルーザーFJ」が正式に発表された。

これまでの「ランクル」シリーズと比べ、圧倒的に街乗りしやすいサイズ感と、相対的に手頃な価格設定が予想されており、ヒットはほぼ確実と言われている。日本での販売開始は2026年中頃と発表された。

ただし、まったくの新規車種であるため、買って後悔しないか不安に思うユーザーも多いはずだ。そこで今回は、購入を検討している読者に向け、公開されている情報をもとに「ランクルFJ」は“買い”なのかを探ってみたい。

 まずは価格が未公表であるため、ボディサイズから想定価格を予測する。ランクルシリーズの末弟にあたるランクルFJのボディサイズは以下の通りである。

【ランクルFJサイズ比較】
・ランクルFJ：全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mm
・カローラクロス：全長4455mm×全幅1825mm×全高1620mm
・新型RAV4（HEV）：全長4600mm×全幅1855mm×全高1680mm

 コンパクトとはいえ、ランクルFJはカローラクロスを上回り、RAV4とほぼ同等のサイズを持つ。

価格を比較すると、カローラクロスは276万〜389万5000円、新型RAV4（HEV）は未発表ながら390万〜450万円程度と想定される。これらはいずれもハイブリッド仕様であるため、純ガソリン車となるランクルFJはやや安価な価格帯に設定される見込みだ。

予想としては、スタート価格が360万円前後、上級グレードが450万円弱となる可能性が高い。価格と性能のバランスを考えれば、非常に競争力のあるポジションといえる。

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