ワイルドアスリート化した新SUVのEペイスにジャガーの大変革を見た
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
さらにビックリするのが走り味。座った瞬間からしっかりさを感じ、シートの取り付け剛性、硬めの本革表皮ともに無駄な遊びなし。かつてジャガーが持っていた癒し系の味わいではなく、まさにスポーツカーの如し。とはいえ乗り心地は良好で、ホールド性も高いのでより高次元な一体感が味わえる。
走り出すとこれまたガッチリ感の塊。ボディ全体、ステアリング周り共に剛性は十分で、フィーリングはソリッド。タイヤの動きに正確にノーズが付いていく。この当たりは、ドイツ系プレミアム顔負けであり、もはや英国ブランドジャガーも、北欧ブランドボルボなどと同様、明確にドイツ車対抗のフェイズに入っているのだ。
かたやパワートレインは新世代ジャガーが生みだしたインジニウムエンジン。2L直4ターボのガソリンとディーゼルが選べ、電動化も図られるだろうが、素生として太い低回転と気持ちの良い高回転の伸びが自慢だ。現状日本には「P250」という最高出力249psモデルと、「P300」という300psモデルの2つがあり、今回はP250に乗ったがパワー感は十分。ドライブモードでダイナミックを選び、アクセルを吹かすとそのまま6000回転まで気持ちよく回る。この当たりの気持ち良さはドイツ車にはないものだ。
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