スバルが突如「謎の高性能モデル」を予告! 新型“水平対向エンジン”の開発も着手…詳細は秋のJMSで公開
掲載 carview! 文:編集部 39
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藤貫氏は4月から商品企画も担当しており、未来の技術開発を行いながら「何かスバルっぽいと思ったクルマ、面白いクルマを(作っていきたい)」ということで、会見で突然1枚の画像を公開した。
そこに写し出されたのは、黒いボディカラーに包まれたマシン。「ハッキリ出そうと思ったら怒られちゃった(笑)」と藤貫氏は茶目っ気たっぷりに笑ったが、イラストはぼやけてはいるものの、なかなか過激なボディを纏っているようだ。
藤貫氏は「今ある技術アセットを使って魅力あるクルマを作っていきたいですし、詳細は『ジャパンモビリティショー』で、全部じゃないですけど言いたい(明らかにしたい)と思っている。期待していただきたい」と述べた。シルエットは「WRX S4」のようにも見えるが、なかなか尖った雰囲気となっている。
またそのほかにも、今回の富士24時間レースでは、新たにカーボンルーフやカーボンドア(フロント)の採用や、新作のフロントアクスルハウジングの投入、AWD制御の新たなロジックなどを矢継ぎ早に投入してきた。
カーボンパーツはスバル航空宇宙部門の“再生カーボン”が使われているそうで、ハウジングはパワーユニットの試作部門が作ったものだそうだ。ハウジングは鉄のインゴットを3昼夜連続で削り出した高価なもの。トポロジー解析などで形状を煮詰めることで、なんとか今回の富士24時間レースに間に合わせたそうだ。これらの試作品のノウハウは今後の製品づくりにも活きていくという。
新たに技術本部長に就任した乾保常務執行役員も「モータースポーツでチャレンジしている子(社員)たちをしっかり現場に戻して、現場の開発でチャレンジできる、そういったマインドがどんどんと起きて、会社を変え、クルマも変える。こういうことに繋げていきたい。(中略)アジャイルにどんどん失敗を早くして、みんながチャレンジしていくマインドをもっともっと盛り上げていきたい」と話す。
関係者からは盛んに「チャレンジ」という言葉が聞かれるなど、S耐での取り組みから、スバルのクルマづくりが新たなステージに進みそうだ。今後どんなクルマが登場するのか、まずはジャパンモビリティショー2025での公開に期待したい。
(終わり)
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