【目標の40倍】オーダー殺到、4日でストップ…なぜ「ジムニーノマド」は受注停止に追い込まれたのか?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 33
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また、昨今の自動車業界が抱える構造的な問題もあるといいます。
「グローバル化が進む近年の自動車業界では、ひとつのモデルを複数の国や地域で販売することが主流となっています。ジムニーノマドも、日本をはじめ、インドやアフリカ、中南米などさまざまな国や地域で販売されるグローバルモデルです。
グローバルモデルのメリットは少なくない一方、海外市場の影響を大きく受けるというデメリットも挙げられます。
実は、ジムニーシリーズそのものは、インドのグルガオン工場だけでも年間10万台規模の生産能力があります。そのため、日本向けのジムニーノマドの割り当て台数を増やせば、理論上は半年ほどでバックオーダーを解消することができると考えられます。
ただ、実際にはそれが難しいのは言うまでもなく、海外市場とのバランスによって日本向けの割当台数を決めざるをえません。
つまり、日本市場で大量の受注が入ることを想定していたとしても、極端に割当台数を増やすことはできず、結果として一定のタイミングでオーダーストップとなってしまうわけです」
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