新型クラウン、ベストバイは一体どれなのか?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
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注目のハイブリッドはロイヤルとアスリートの両方に設定されているが、今回乗ったのは前者だった。したがって、乗り心地とハンドリングに関してはロイヤルV6で実感したとおり、快適にして適度にスポーティという、好ましいものだった。
では、直噴+ポート燃料噴射方式の2.5リッター直4に電気モーターを組み合わせたパワートレーンはというと、エンジン自体のパワーは178psだが、モーターと組み合わせたシステム出力は220psに達するというデータから想像できるとおり、全開加速時の動力性能は、車重が90kg前後重くなることを考慮しても、2.5リッターV6モデルを上回るはずだ。実際、街中の発進加速においても、高速道路の追い越し加速においても、クラウンハイブリッドがもたらしてくれるパフォーマンスは、充分に爽快なものだった。
燃費に関しては、あくまでカタログデータでの話だが、ハイブリッドのJC08モード燃費は23.2km/リッターと、2.5リッターV6の11.4km/リッターの倍以上という数値が公表されている。したがって、実用燃費でも2.5リッターV6の2倍に相当する値をマークするとしたら、ハイブリッドのメリットはユーザーにとってもかなり大きなものになるはずだ。
ただしハイブリッドでひとつだけ気になったのが、高回転まで回したときの4気筒エンジンの回転感とそのサウンドだった。ロードノイズを含めて全般に静かなクラウンだから、いかにも4気筒っぽい“ブーン”といった感じのエンジン音が耳に届いてくると、クラウンというクルマのイメージに若干そぐわない印象をうけたのである。
というわけで、ドライビング感覚だけで判断すれば、乗り心地の快適なロイヤルの2.5リッターV6が僕としては最も好ましく感じたけれど、実用燃費にもカタログデータ並みの違いが出るとすれば、ハイブリッドも大いに考慮に値するモデルだと思う。いずれにせよ14代目クラウン、ピンクのアスリートの華やかな出で立ちが話題になっているが、ベーシックモデルといえるロイヤルの進化に、僕は今のトヨタの実力を見た気がした。
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