10年長寿車「スカイライン」次期型は可変圧縮比ターボ搭載で500万円超えへ
掲載 carview! 文:編集部/写真:日産自動車 170
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国産高級車の代名詞トヨタ「クラウン」までもがFFベースのクロスオーバー化された今、保守本流のFRセダンはプレミアムブランドの「レクサスIS/LS」と、ショーファードリブン前提の「トヨタ センチュリー」、燃料電池自動車の「トヨタ MIRAI」、そして「日産 スカイライン」のみとなった。
個人ユーザーが買いやすいFRセダンは、実質的にレクサスISかスカイラインのみという状況だ。このうちスカイラインの現行V37型は2013年デビューだから、既にモデルライフも10年目となり、ネット上では次期型についてチラホラと情報が出始めている。今回は、新型スカイラインは登場するのか、そしてどんなモデルになるのかを予想したい。

まず、スカイラインのフルモデルチェンジについては、ほぼ確実に近々実施されると見てよさそうだ。というのも、一昨年に一部新聞が「シーマ」や「フーガ」と共にスカイラインも開発中止」と報道した際、副社長自ら「スカイラインを諦めることはない」とコメントしているからだ。事実、シーマおよびフーガが昨年夏で販売終了となった後も、スカイラインの販売は継続しており、日産の思い入れの強さを感じさせる。
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では、どんなモデルとして新型は登場するのだろう? この点について、現行モデルと同様に海外向けの「インフィニティQ50」の次期型が国内でも展開されるという説と、国内市場メインに現行型より小さいスポーティセダンとして新開発されるという説があるが、見込み台数の少ない市場向けに、国内専用車として登場する可能性は低い。これまでどおり、インフィニティQ50が国内でスカイラインとして展開されるだろう。

近年ではそういった前例はなく、むしろ時流はその逆。「クラウン」も新型ではグローバルモデルとして開発されている。また日産も「キックス」をタイから輸入しているように、販売価格の引上げが難しい日本市場では、できるだけ既存モデルを活用していく傾向がある。
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一方、パワートレインは、現在あるソースが転用されるだろう。すなわち新世代の高効率パワートレインである1.5L 3気筒可変圧縮比ターボエンジンを使った「e-POWER」が有力だ。スカイラインに限らず今後登場する多くのモデルはハイブリッド化されるだろう。
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ボディサイズは現行の全長4810×全幅1820×全高1440mmからやや大型化するだろう。そして、現在の456万9400円というスタート価格は、昨今の物価高騰の流れを受けて500万円程度までは上昇すると見込まれる。
ただ、現行Q50は米国でのスタート価格が4万2650ドル(約562万円)で、レクサス「IS」の4万0985ドル(約540万円)より高い。にもかかわらず、日本でのスカイラインはIS(481万円~)よりリーズナブルで、日産ブランドでの販売ということもあり、かなりのバーゲン価格となっている。なので、インフィニティブランドが国内導入でもされない限り、V38型スカイラインも隠れたお買い得モデルになると予想できる。
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最後に、新型のデビュー時期だが、現行型のモデルライフを考えると、早ければ2024年の登場もありうる。米国では、毎年夏から秋頃に翌年モデルが発表になるから、まずは今年の米国の動きを見守りたい。
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