【値引き幅がエグい】「補助金」という名の大幅値下げ。BYDが仕掛ける“最大117万円引き”キャンペーンは諸刃の剣か
掲載 carview! 文:山本 晋也 162
掲載 carview! 文:山本 晋也 162
思い出すのは、QRコード決済のPayPayがサービスを開始した当初、「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施したことです。
サービス開始当初は、PayPayアプリのインストールが面倒だと感じた人も多かったはずです。そのインセンティブとして、大型ポイントキャッシュバックのキャンペーンが有効だったことは、現在のPayPay普及を見れば歴史が証明しているともいえます。
BYD補助金キャンペーンも、同様に知名度を高めるキャンペーンとしては有効でしょう。
ところで、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」は、サービスを広めるために第二弾が実施されたのも歴史的事実です。BYD補助金キャンペーンも“今だけ”と銘打って9月いっぱい限定とされていますが、条件を変えながら第二弾、第三弾と続く可能性は否定できません。
もっとも、こうしたキャンペーンはユーザーにとって諸刃の剣という面もあります。CEV補助金とBYD補助金によって、実質的な価格が安くなるということは、リセールバリューの基準となる新車価格が、実質的に下がる可能性が高いからです。
BYDのEVを購入検討しているならば、キャンペーンによるメリット・デメリットを十分に検討した上で、結論を出すことをおすすめします。
(終わり)
(写真:BYD、日産、ホンダ、テスラ、フォルクスワーゲン、ヒョンデ)
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