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パサートGTEヴァリアントは高級スルメだった!? 福岡⇒東京ロング試乗

様々なモードを手軽に使い分けてこそ

ボディ剛性の高さをベースに、走りの随所で良さを感じるパサートGTEだが、細かい不満もある。

「E」や「GTE」モードへの切り替えスイッチが、左ハンドル仕様の名残でシフトレバーの左側にあるため、とくに走行中は使いにくいのだ。慣れればブラインドタッチでも操作できるとはいえ、500万円超から600万円に届くような高級車と考えると、文句のひとつも言いたくなる。

そして、それ以上に使いにくいのが、バッテリーへの充電を優先する「バッテリーチャージモード」への切り替え。こちらはスイッチさえ無く、わざわざ中央のインフォテイメントシステムの画面から呼び出して切り替え操作する必要がある。

「そんなもん操作しないでクルマにお任せでいいじゃん」と思う方もいるかもしれないが、シチュエーションやルートに合わせて自分で考え、様々なモードを使い分けてこそPHEVの楽しさを深く味わえると思う。

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