【予告?】D:Xコンセプトがどう見ても「デリカ」な件で、新型はマジに出てくるのか?
掲載 carview! 文:編集部/写真:三菱自動車 19
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三菱がJMS2023で公開した電動クロスオーバーMPV「D:Xコンセプト(ディーエックス コンセプト)」がデリカファンの注目を集めています。果たしてD:Xコンセプトは「デリカD:5」の後継モデルなのでしょうか? 会場でデザイナーにお話を伺いました。
D:Xコンセプトのテーマは「絶対安全空間×絶対走破性」で、これは歴代デリカのコンセプトそのものをイメージしたもの。ただし、次期型デリカの市販車を開発中と考えるのは早計で、あまり熱くならないように! とのこと。
ボディサイズや想定エンジンスペックなどは非公開ですが、パワーソースはアウトランダーのPHEVシステムをベースに、D:Xコンセプトのフロント部分に収まるように一回りコンパクト化したユニットを想定してデザイン。
大自然に分け入っても無事に帰還することが求められるデリカにとって、現在のEVの航続距離では安心感が薄く、日常はEV走行、遠出ではハイブリッド走行できるPHEVがベストなソリューションになるというのがPHEV選択の理由だそうです。
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また、現行デリカは環状構造のリブボーンフレームを採用する独自のプラットフォームを特徴としていますが、D:Xコンセプトもこの環状構造を踏襲。ただし、もし市販化が実現した場合、センターピラーレスの大開口なボディ構造は強度的には難しいかもですねとの見解でした。
独自のプラットフォームゆえ、ルノー・日産・三菱アライアンスでプラットフォームを共有するスケールメリットが活かせず、コストのかかる新型プラットフォームの開発にGOサインが出ない→フルモデルチェンジできない! という現行デリカ長寿(16年目!!)のジレンマについては、「そういう面は確かにありますが、例えば今回のコンセプトの反響が大きければ、風向きが変わるかもしれませんよ」と締めくくられていました。
というわけで今のところ、次期デリカ市販モデルの開発が着々と進行中という雰囲気ではなさそうですが、今や三菱ブランドの精神的支柱として君臨するデリカだけに、D:Xコンセプトにはデザイナー氏をはじめとする開発陣の熱い想いが乗せられているのも事実。
次期デリカの登場を心待ちにするファンのみなさんは是非とも、ネットや会場で「D:Xコンセプト」に熱いメッセージを送って開発陣を鼓舞してあげてください!
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