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プリウスPHVの乗り心地は口コミでチェックしよう。基本情報までよく分かる【購入ガイド】

プリウスPHVの乗り心地は口コミでチェックしよう

プリウスPHVは、大人気のハイブリッドカー「プリウス」の性能をさらに進化させたセダンタイプのプラグインハイブリッド車です。

EVモードの走行性能が高く低燃費でもあるため、乗り心地や機能性が気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、基本スペックや口コミから分かるプリウスPHVの乗り心地や魅力について解説します。お得に購入できる中古車情報も紹介しますので、参考にしてください。

プリウスPHVとは?乗り心地に関わる基本情報

プリウスPHVは、家庭用電源から充電できるプラグインハイブリッド車で、2012年1月に発売を開始しました。ノーマルなプリウスよりもEV走行の実用性を高めた車で、その走行性や機能性は先進的かつ上質感があると高評価です。

ここでは、プリウスPHVの基本情報を見てみましょう。

プリウスPHVとはどんな車か

プリウスPHVは、プリウスのEV走行を進化させた車です。PHVは「Plug-in Hybrid Vehicle」の略称で、外部から専用のコンセントを繋いで充電できるハイブリッド車を指します。

毎日の通勤や買い物などではEV車として走行し、電池がなくなったとしてもハイブリッド車として長距離走行を楽しめる車です。

2022年12月現在、プリウスPHVは2017年からの2代目モデルを販売しています。フルモデルチェンジでは、EVモードでの走行距離の拡大、普通充電(100Vまたは200V)・急速充電・ソーラー充電システムの3つの充電方法などを選べるようになりました。

主な特徴とノーマルなプリウスとの違い

プリウスPHVは、モーターとエンジンの搭載はノーマルのプリウスと同様ですが、航続距離が60kmと十分な距離のEV走行が可能です。また、充電した電池が切れても30.3km/Lの燃料消費率で、トヨタの乗用車の中でもトップクラスの低燃費を誇ります。

プリウスでもEVでの走行は可能ですが、搭載しているバッテリー容量が異なるため、プリウスPHVよりも短い航続距離です。プリウスPHVとプリウスではEV走行の実用性の高さが大きな違いとなっています。

2019年に5人乗りへ

2019年5月、プリウスPHVは一部改良にて、従来の乗車定員である4名を5名に変更してゆとりある空間を実現しました。車体サイズや室内サイズは変わらず、リアの大型センターアームレストを可倒式に変更したことで5人乗りを可能にしています。

また、この改良では、車に蓄えた電気を住宅に供給できる「V2H」を備えたり、専用通信機「DCM」を全車標準搭載したりと、さらに機能性・快適性を強化しました。

上質な乗り心地のプリウスPHV。スペックを押さえよう

車の乗り心地は、基本スペックやグレードによる装備品の違いなどでも変わります。プリウスPHVは全グレードの基本性能は同じですが、シートの素材や装備品などが異なるため乗り心地に違いを感じる方も多いようです。

ここでは、プリウスPHVの基本スペックとグレード、走行性能や安全性能について見てみましょう。

グレードと新車価格一覧

プリウスPHVの現行モデルには、5つのグレードがあります。大きく分けると標準モデルの「S」シリーズと上級モデルの「A」シリーズのラインナップです。

エクステリアに大きな違いはありませんが、Aシリーズは本革シートや本革巻きステアリングホイールの採用、カラーヘッドアップディスプレイやナノイーの搭載など、利便性や快適性の高い機能を搭載しています。

【グレード:新車価格】

  • S:338万3,000円
  • S セーフティパッケージ:346万4,000円
  • A:375万8,000円
  • A プレミアム:401万円
  • S GRスポーツ:384万2,000円

(2022年12月時点での情報です)

主なスペック

プリウスPHVの各グレードの基本スペックは以下の通りです。S GRスポーツのみ、専用のフロント・リヤバンパーを採用しているため車体サイズが少し大きめで重量も異なります。

  • グレード:S
  • 車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,645×1,760×1,470
  • 室内サイズ(長×幅×高mm):2,110×1,490×1,195
  • 重量(kg):1,510~1,530
  • エンジン:1.8L水冷直列4気筒DOHC
  • モーター:交流同期電動機
  • 燃費WLTCモード(km/L):26.2~30.3
  • グレード:S セーフティパッケージ
  • 車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,645×1,760×1,470
  • 室内サイズ(長×幅×高mm):2,110×1,490×1,195
  • 重量(kg):1,510~1,530
  • エンジン:1.8L水冷直列4気筒DOHC
  • モーター:交流同期電動機
  • 燃費WLTCモード(km/L):26.2~30.3
  • グレード:A
  • 車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,645×1,760×1,470
  • 室内サイズ(長×幅×高mm):2,110×1,490×1,195
  • 重量(kg):1,530~1,550
  • エンジン:1.8L水冷直列4気筒DOHC
  • モーター:交流同期電動機
  • 燃費WLTCモード(km/L):26.2~30.3
  • グレード:A プレミアム
  • 車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,645×1,760×1,470
  • 室内サイズ(長×幅×高mm):2,110×1,490×1,195
  • 重量(kg):1,530~1,550
  • エンジン:1.8L水冷直列4気筒DOHC
  • モーター:交流同期電動機
  • 燃費WLTCモード(km/L):26.2~30.3
  • グレード:S GRスポーツ
  • 車体サイズ(全長×全幅×全高/mm):4,685×1,760×1,470
  • 室内サイズ(長×幅×高mm):2,110×1,490×1,195
  • 重量(kg):1,550
  • エンジン:1.8L水冷直列4気筒DOHC
  • モーター:交流同期電動機
  • 燃費WLTCモード(km/L):ー

走行性能

プリウスPHVは、2代目モデルで大幅にハイブリッドシステムを変更しました。大容量のリチウムイオン電池の搭載とPHVシステムの効率化により、EV走行距離を前モデルの約2倍に拡大しています。

また、駆動用モーターに加えて発電用モーターを駆動にも使う「デュアルモータードライブシステム」を採用し、力強い加速を実現しました。

さらには、駆動用バッテリー専用ヒーターや「ガスインジェクション機能付きヒートポンプオートエアコン」の採用など、EVモード走行中にエンジンがかかりにくい状態の維持にも貢献し、走行性能をアップしています。

安全性能

プリウスPHVは、予防安全や衝突安全に関しても優れた性能を発揮する車です。

全グレード「Toyota Safety Sence P」を標準搭載し、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール、レーダートレーシングアシストなどで運転者をサポートします。

2020年7月の一部改良ではさらに安全性能を強化し、インテリジェントクリアランスソナーの全グレード標準搭載やプラスサポート(急アクセル時加速抑制)をトヨタ初採用しました。

プリウスPHVの乗り心地を口コミでチェック

優れたハイブリッドシステムを搭載し、走行性能だけではなく安全性能も強化したプリウスPHVですが、その乗り心地はいかに評価されているのでしょうか。ここでは、みんカラのユーザーレビューから、プリウスPHVの乗り心地を確認してみましょう。

滑らかな加速

プリウスPHVは、EV走行モード中にエンジンがかかりにくいシステムです。そのため、アクセルを強く踏み込むとモーター駆動の回転音とともに滑らかに加速します。

ハイブリッドのため加速時の衝撃も最小限に抑えられており、静かで気持ちの良いドライブを楽しめると好評です。

口コミでは『モーター駆動時の音と加速が気持ちいい』や『絶対的なパワーはないけど、EVの加速の気持ち良さは素晴らしい』という声があり、加速の心地良さが高く評価されていました。

安定感がある走り

安定感のある走りを楽しめるのもプリウスPHVの魅力です。プリウスと比較すると、リチウムイオンバッテリーの容量アップや装備品を充実させたことにより重量が約150kg増加していますが、その重量分安定感が増しました。

また、低重心のTNGAプラットフォーム採用や空力性能を高めるための造形により安定感も高くなっています。

口コミでも、満足している点として『プリウスよりも重量が重いせいか、乗り心地がどっしりしていること。TNGAによる低重心化も良い影響を及ぼしている』と挙げている方もおり、その安定感・安心感には定評があるようです。

高級セダン並みの乗り味

プリウスPHVは「エコドライブモード」「パワーモード」「ノーマルモード」「EV/HVモード切り替えスイッチ」など、さまざまなドライブモードでの走行ができます。

中でも特にノーマルモードでの走行は、しっとりとした高級感のある乗り心地を楽しめると高評価です。

口コミでは『乗り心地もまるで高級車のようなしっとり感があります』や『段差乗り上げからのピッチング&ローリングはぴょこぴょこせず、ゆったり高級車っぽい悠然としたいなし方で個人的に好き』という声もありました。

プリウスPHVは、ワンランク上の高級セダン並みの心地良い乗り味を感じられる車のようです。

悪路での不快感は最小限

低重心パッケージのため、ハンドリング性能の安定感や走行安定性の高いプリウスPHVですが、悪路での走行では少し振動があるという口コミもありました。

しかし、強化したサスペンションの効果もあり、強い衝撃ではなくマイルドです。衝撃をしっかり吸収するため、不快感は最小限に抑え乗り心地を高めています。

口コミでは『荒れた路面を走ると、軽く、コツコツとした振動を伝えてくるので、スポーティカーだと気付かされますが、それでも乗り心地は良好の範疇に収まっています』という声もあり、多少の揺れはありつつも乗り心地の良さは高評価されていました。

乗り心地だけじゃない。プリウスPHVの内外装の評価はどうか

プリウスPHVは上質な乗り心地が魅力ですが、エクステリアやインテリアのデザインや装備品などの総合的な評価も高い車です。そこでここでは、プリウスPHVの内装や外装に関する評価を口コミから確認してみましょう。

エクステリアがかっこいい

プリウスPHVの魅力として特に高い評価を得ているものがエクステリアです。フロントグリルの形状やヘッドライト周り、特徴的なリアデザインが特に注目されており、デザイン性の高さにも魅力があります。

みんカラの口コミには『外装は気に入って購入しているので満足です。ヘッドライト周り、フロントマスクの雰囲気が好きです』や『4連のヘッドライトのカッコよさ。モデリスタのフルエアロ&モデリスタの17インチのアルミホイールを装着し、外装は大満足です』という声がありました。

プリウスPHVのエクステリアを気に入っている方は多いようです。

インテリアが洗練されている

個性的なインテリアデザインも魅力のひとつとなっています。直感的な操作のしやすさや使いやすさを計算して作ったインテリアは、隅々まで進化した洗練されたデザインです。

みんカラの口コミでは、もう少し高級感を求める声もありましたが『ターコイズのエアコン吹出口アクセントやシートステッチがグッとくる』や『ちょっとSFっぽいスタートレック的なインテリアデザインが素敵です。』など、高評価な声が比較的多くありました。

積載量よりも走り重視

プリウスPHVは、トランクルーム下にバッテリーを搭載しているため、積載量が少なめです。深さを出せないことが原因ですが、そのバッテリーは走行性能を上げるために欠かせないため、積載量よりも走りを重視した車であることが分かります。

口コミでは『元々、荷物をたくさん載せる用途の車ではない。ただ普通の乗用車に載せる荷物の量位は問題なく収納出来る』や『積載性は低いです。分かっていて購入していますので不満はありません。』といった声がありました。

セダンは積載量の多いタイプではないため、プリウスPHVに積載量を求める方は少ないようです。走行性の高さを重視するのであれば、許容範囲内の積載量だと言えます。

乗り心地に定評のあるプリウスPHVの中古車相場はいくら

プリウスPHVをお得に購入するなら、中古車もチェックしてみましょう。現行の2代目プリウスの中古車相場は、142.8万円~441万円程度です。グレードや年式によっても異なりますが、新車より4割~5割お得に購入できる車両もあります。

初代モデルの中古車相場は58.8万円~258万円です。比較的安く購入できる傾向ですが、ハイブリッドシステムは2017年のフルモデルチェンジで進化しているため、走行性能や安全性能などを考慮した上で選択しましょう。
(2022年12月時点の情報です)

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