DS3、C3試乗。新パワートレーンに好印象
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
DS3には1.6L直4に4速ATを組み合わせた「シック」と、同ターボに6速MTを組み合わせた「スポーツシック」の2種類が用意されていた。このうち1.6L直4+4速ATはカタログから落ち、新しいパワートレーンに置き換わる。
新しい「シック」が搭載するのは新開発の1.2L直3で、ETG5と呼ばれるシングルクラッチ方式の5速ATとコンビを組む。シングルクラッチ方式とは、トルコン式ATでもCVTでもデュアルクラッチとも異なる方式で、機械的にはMTとほぼ同じ。ただしクラッチ操作とシフト操作をドライバーに代わってクルマが行ってくれるためクラッチペダルはない。クラッチペダルのない2ペダル式だからAT限定免許でも運転可能だ。
とはいえ法的に運転できるのと、上手に乗りこなせるのとでは話しが別だ。シングルクラッチ式の弱点は雑なアクセル操作をするとギクシャクする点。よく言えば穏やか、悪く言えば反応の鈍い国産CVT車と同じ感覚でアクセルをON/OFFスイッチのように操作をすると、助手席の人の頭が前後に揺れることになる。スムースに走らせるためには、MT車を運転するときのようなスムースなアクセル操作が必要だ。逆にそのあたりのコツさえ飲み込んでしまえば、ストレスフリーでMTライクなダイレクトな走りを楽しむことができる。このあたりは実際に試乗して確かめてみることをオススメするが、同じシステムを採用しているup!の場合、VWの予想に反しユーザーからのネガティブな声は少ないという。
それはともかく、新しいエンジンとETG5の相性はなかなかいい。1.2Lながら、1気筒あたり400ccの排気量があるためアクセルを踏み込んだ直後からビビッドなトルク感があり、従来のシックより90kg軽くなったボディとあいまって、活発な走りを演じてくれるのだ。とくに、市街地でよく使う2000~3000rpm付近の力感は、82ps/118Nmというスペックから想像するよりずっと頼もしい。4気筒に負けないぐらいの優れた静粛性とスムースさもこのエンジンの魅力だ。
スポーツシックより細いタイヤとしなやかなサスペンションセッティングがもたらす、スポーツ性と快適性の絶妙なバランスも好印象。高速道路での快適性は240Nmものトルクを誇るスポーツシックに及ばないが、街中を中心に使うのであれば、シックはとてもいい選択肢だと思った。
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