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日本未導入のテスラ・モデルYに試乗。内外装はあと一歩だがドイツでも注目度は高い

もう一歩引き上げたい仕上げ品質

テスラがSUV にカテゴライズするモデルYのエクステリアデザインはちょっと見ただけではモデル3と大きく違わないが、ボディサイズは5.6cm延長され4.75mへ、幅は7.1cm広い1.92mへ、ルーフは18cm高い1.62mで、ゴツさはないが確かにプロポーションはSUVである。またホイルベースは2.88mmから2.89mとわずか微妙に延長され、3列シートも可能なレイアウトに変更された結果、テスト車の5シーターバージョンではリアのフットスペースは13.3cmも延長されている。

テスラは登場以来、繰り返し批判されているボディの合わせ目(チリ)、ギャップあるいは塗装品質、そしてインテリアの仕上げは一般的な自動車メーカーの完成車レベルから見ると相変わらず改善の余地がある。しかし、改めてドライバーズシートに座り、重箱の隅を突くのではなく、マクロ的な目でスイッチもダイヤルも無いシンプル極まりないインテリアを見渡すと、これでも十分だと思えてくる。

走り出すと、これまで通りのスムースで鋭い加速から、安定した直進性でドイツのアウトバーンでの速い流れにも楽々と合流することができる。低重心による優れた操縦安定性やステアフィールは申し分なく、スポーティなフィーリングを楽しむことができる。とはいっても基本的にはアメリカ生まれのアメリカ育ちなので、クルージングが気持ち良く、航続距離を考えると現実的な最高速度は130km/h前後だ。またシンプル極まりないインテリアでの操作は15インチのタッチパッドだけが頼りで、ここから機能を探しだして、スムースに作動させるには最低2~3週間かかるだろう。この試乗車は冒頭に述べたように並行輸入車で、参考価格は6万5620ユーロ(約820万円)となっている。

モデルYがドイツで生産、販売される来年には、「アウディ e-tron」や「メルセデス・ベンツ EQC」、「フォルクスワーゲン ID.3」に加えて「BMW i4」も登場するはずで、それまでにEV市場は本格的に活性化しているだろうか?

ちなみにモデルYの日本での発売時期や価格についてはテスラジャパンからはまだ発表されていない。

※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。

※一部記載内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(20.06.18)

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