マスタングは内装もスペシャル。中古車相場やオーナーレビューを紹介【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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フォード・マスタングは2022年現在で正規輸入されておらず、新車購入・中古車購入のどちらにおいても並行輸入という選択肢しかありません。マスタングがどのような車なのかがよくわからず、購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、マスタングの内装をはじめとしたさまざまな特徴をご紹介します。マスタングの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
マスタングは、スペシャルティカーというジャンルの先駆けともいわれるモデルです。内装・外装もスペシャルと呼ぶのがふさわしく、アメリカ車らしい佇まいも感じられます。
マスタングとはどのような車なのか特徴や個性を改めて確認し、「スペシャルティカー(スペシャリティカー)」と呼ばれる所以を掘り下げてみましょう。
マスタングは、アメリカの自動車メーカーであるフォードが生産・販売する2ドアクーペです。初代のデビューは1964年までさかのぼり、日本国内では1994年に正規輸入が開始されています。
マスタングは2014年にデビュー50周年を迎え、そのとき販売された50周年記念が国内に正規輸入された最後のモデルになりました。2022年5月時点、アメリカでは6代目が生産されていますが、国内には輸入されていません。
マスタングのボディはファストバックといわれるトランク部分が独立していないクーペと、オープンにもできるコンバーチブルの2タイプがあります。
ここではマスタングの魅力や、正規輸入されない6代目を中心に詳細を見ていきましょう。
フォード・マスタングという名前は日本国内でも広く知られており、フォードのみならずアメリカ車を代表するモデルのひとつです。
フォードはかつて国内に正規ディーラーや子会社の日本法人を通じ、さまざまなモデルを輸入していた実績があります。しかしフォード車全体の販売状況が芳しくないことから、2016年いっぱいで正規輸入を終了しました。
2022年時点でフォードの新車を購入するには並行輸入という選択肢しかなく、マスタングもその点は共通しています。しかし並行輸入といっても、かつて正規代理店だった販売店が取り扱うものもあるため、他の並行輸入車より購入のハードルは低いと言えるでしょう。
マスタングは全長4,788×全幅1,915×全高1,379~1,394mmと、アメリカの広大な土地にふさわしいビッグサイズです。
スタイリングはファストバックと呼ばれるクーペボディで、ルーフからボディ後端にかけて流れ落ちるように描かれるシルエットや、押し出しの強いフロントマスクが強く印象に残ります。
スペシャルティカーは、手頃な価格の実用車にスポーティーなデザインを施すという特徴があります。マスタングもまたスタイリッシュなボディラインを持ちながら、リーズナブルに購入できるモデルのひとつです。
マスタングのインテリアは極めて個性的なデザインです。コックピットにあるトグルスイッチや、飛行機のウィングをイメージしたダッシュボードが航空機を彷彿させます。左ハンドルしか設定されない点が残念ではありますが、マスタングはデメリットを踏まえても所有する価値があると言えるでしょう。
マスタングのパワートレインとしては、5.0LのV型8気筒エンジンと2.3Lの直列4気筒「エコブーストエンジン」の2種類が採用されています。
駆動方式はコンベンショナルなFRですが、ノーマル、スノーウェット、スポーツ、トラックまたはドラッグストリップモードという5つのドライブモードを切り替えることが可能です。そのため地形に合わせモードを選択することで、路面状況に適した運転ができます。

マスタングの個性は、あらゆる面から感じることができます。見た目だけではなく、使い勝手も良好な内装面の特徴を詳しく見ていきましょう。ここでは、フロントシート・リヤシート・コックピットに焦点を当て解説します。
マスタングのフロントシートは、移動時間を快適に過ごせるための装備や工夫が満載です。乗員を包み込む大きなシートには暖房機能が備わり、電動パワーシートによりドライビングポジションを調整できます。運転席にはパワーランバーサポートも標準装備され、正しい姿勢を保つことで身体の負担を大幅に軽減させることが可能です。
また、センターコンソールボックスの前にはカップホルダーと差し込み式の灰皿があり、リラックスして運転できます。マスタングの運転では細かいドライビングテクニックをあまり意識せず、ゆったりとクルージングを楽しむというスタイルのほうが似合うでしょう。
マスタングのデザインは、クーペ・コンバーチブルいずれも流れるようなフォルムを意識しています。そのため、リアシートの頭上空間は余裕がありません。とはいえ、緊急時など短時間の使用に耐えられる最低限のスペースは確保されています。ジャケットやバッグなど、荷物置き場として使う前提であれば不満を感じることはないでしょう。
リアシート後ろにある荷室の容量について、現行の6代目はデータが公表されていません。参考として5代目の荷室容量はクーペで370L、コンバーチブルで275Lと、ゴルフバッグが2つ入る広さです。リアシートを荷物置き場に使った、2人の小旅行なら十分足りるでしょう。
マスタングのコックピットは、左右対称なデュアルコックピットやT型スポークのステアリング、大型の円形アナログメーターなどの特徴が歴代モデルに共通しています。
一方、アルミ調のパネルや個性的なATセレクターを採用することで、モダンさやスポーティーな雰囲気も同時に表現しているのも見事なポイントです。
また、ドライバーの運転傾向を記録して次回の運転時に生かす「MyMode」機能や、歩行者検知機能を備えた自動ブレーキシステムなどが、ドライビングに楽しさと高い安全性を与えます。
マスタングの内装からは質感の高さにもこだわりが感じられ、最新技術とクラフトマンシップの両方が散りばめられていることが分かるでしょう。

フォード社が日本市場から撤退したため、マスタングは2014年に発表された50周年モデル以降新たなモデルが正規輸入されていません。しかし流通する中古車台数は多く、また並行輸入される新車も今後中古車市場に流通する可能性があります。
アメリカからの修理用パーツ輸入も継続しているため、安心して中古車を購入できるでしょう。
ここではマスタングの中古車相場やオーナーレビューなど、購入する際の参考データをご紹介します。
現行マスタングの主なスペックや中古車相場は以下のとおりです。
【エンジン排気量】
5,000cc Ti-VCT V8(ファストバック)
2,300cc EcoBoost ® I-4(コンバーチブル)
【駆動方式】
FR
【トランスミッション】
6速AT
【ハンドル位置】
左
【乗車定員】
4名
【新車価格】
698万円(ファストバック)
680万円(コンバーチブル)
【中古車相場】
54.9万円~3,980万円
129.8万円~498万(コンバーチブル)
(2022年5月22日時点の情報です)
相場は概ね上記のとおりですが、2010年式以前の古いモデルであれば中古車価格が安くなっています。場合によっては100万円台のものもあり、マスタングの中古車としては破格のプライスです。
マスタングの内装について、carview!には以下のようなレビューが例として掲載されています。
見た目に関する評価としては『初代を踏襲したレトロなデザインと現代のテクノロジーの融合が素晴らしい』『街ですれ違うことがまず無い』など、唯一無二を感じる方が多いようです。
また使い勝手に関する評価として『夏は頭上がリアウインドウなんで熱いので帽子が必要』『後方視界が悪く、夜間のバック駐車などで苦労する』といった意見もありました。
マスタングの個性的なスタイリングに満足している方もいれば、日本での使用において苦労を感じている方もおり、ユーザーによって捉え方が違うと言えます。
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