メルセデス、最多販売SUVのGLC/GLCクーペをマイナーチェンジ。価格は690万円から
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
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メルセデス・ベンツ日本は10月3日、ミドルサイズSUVのGLC/GLCクーペのマイナーチェンジモデルを発表しました。価格は、これまで廉価グレードとして設定されていたGLC 200(2.0L直4ターボ)がカタログから落ちたため、220d 4MATIC(2.0L直4ディーゼルターボ)の690万円(クーペは721万円)からとなっています。納車時期は11月頃、AMGモデルは12月頃の予定です。
CクラスベースのSUVとして日本では2016年に発売されたGLC(クーペは2017年発売)は、昨年度の同ブランドSUVの中で最多となる6316台を販売。輸入SUVとしては比較的コンパクトなボディサイズ、Cクラスと同等の充実した装備などが受けて中核モデルにまで成長しました。
パワートレーンは改良によって先代よりも高出力化されており、220d 4MATICには最高出力194ps(先代比+24ps)、最大トルク400Nmを発生する2.0L直4ディーゼルターボ、300 4MATICには258ps(先代250 4MATIC スポーツ比+47ps)、370Nm(同+20Nm)の2.0L直4ガソリンターボを搭載。トランスミッションは先代と変わらず9速ATが組み合わせられます。
AMGモデルは、これまでと同様に43シリーズと63シリーズを設定。前者にはターボの大型化と制御の改良によって高出力化された、390ps(先代比+23ps)、520Nmを発生する3.0L V6ツインターボ、63シリーズは受注生産モデルのAMG GLC 63 4MATIC+が476ps、650Nm、トップパフォーマンスを誇るAMG GLC 63 S 4MATIC+が510ps、700Nmの4.0L V8ツインターボとなっています。
デザイン面では内外装ともに小改良に留まった印象ですが、クローム仕上げのアンダーガードや、意匠が変更されたラジエターグリル内のツインルーバーが新しさを感じさせます。AMGライン(上の写真)を選択すると、標準仕様と異なる台形型のダイヤモンドグリルとシングルルーバー、バンパー下部左右に2本のフィンが配置されるなど、スポーティさを強調したデザインとなります。
インテリアはマイナーチェンジということで、Aクラス以降の最新モデルに搭載される2連ワイドスクリーンの設定はありませんが、速度計や回転計、ナビや安全運転支援システムなどの情報を表示する12.3インチのコックピットディスプレイ、ダッシュボード中央には10.25インチのワイドスクリーンを標準装備しています。また、対話型インフォテインシステムのMBUXも搭載されました。
安全運転支援システムはSクラスと同等のシステムを全車に標準装備。高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」や、車両、歩行者、路上の物体などとの衝突の危険性を感知すると、警告後に自動緊急ブレーキを作動させる「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」、高速道路でウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」などが備わります。
・220d 4MATIC:GLC=690万円、クーペ=721万円
・300 4MATIC:GLC=775万円、クーペ=807万円
・AMG GLC 43 4MATIC+:GLC=948万円、クーペ=980万円
・AMG GLC 63 4MATIC+:GLC=1313万円、クーペ=1344万円
・AMG GLC 63 S 4MATIC+:GLC=1487万円、クーペ=1519万円
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