「マツダ2」が支持される理由は？ 前年同月比162.4％と躍進も、マツダが素直に喜べないワケ

マツダ CX-5

競合と比べ販売面で苦戦

実際、2025年上半期のマツダ2の新車登録台数は1万2372台に達し、「CX-5」の1万2789台と並んでマツダを代表する売れ筋モデルのひとつとなっています。

しかし、同じコンパクトカー市場で比較すると、日産「ノート」は4万3308台、ホンダ「フィット」は2万4712台を販売しており、販売台数では大きな差が見られます。

こうした点から、マツダ2は堅調な支持を得ている一方で、競合モデルと比べると販売面ではやや苦戦している状況がうかがえます。

インターネット上では「そろそろモデルチェンジが行われるのではないか」という噂も浮上しています。一般的にクルマのモデルチェンジ周期は4〜10年程度とされており、現行マツダ2が発売からすでに6年を迎えていることから、新型への期待が高まっているようです。

ただ、現時点ではマツダから公式な発表はなく、前年比で見れば好調なもののライバルと比べ販売台数は苦戦しており、マツダにとっては素直に喜べない状況と言えそうです。

（終わり）

（写真：マツダ、日産、ホンダ）