「第4の軽」になり得るか? ありそうでなかったムーヴ キャンバスに試乗
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
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キャンバスの走りはまったく穏当である。とりあえず普通に走るタントより低重心となっているうえに、前後スタビライザーも全車標準(4WDは全車フロントのみ)のまま省略していない。技術内容は良心的だ。
よって、タントにあった頭からしなだれかかるようにロールするクセは、キャンバスではキレイさっぱりなくなった。サスペンションは明確に柔らかく、乗り心地も総じて良好。そのぶん意外と早めにフルバンプするが、不安を呼ぶような姿勢にはならない。
エンジンはひとまず自然吸気のみ。車重は意外に重い(ムーヴより約100kg重く、タント比でも10~20kg軽いだけ)のだが、以前に乗ったタントより動力性能は活発に感じられた。開発の軸足を実用燃費向上に移したというエンジン制御と、チョップトップによる空気抵抗低減によると思われる。
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