【不要です】冬場の暖機運転は“ほぼ”しなくていい! 「走行暖気」で十分な理由と、唯一の例外とは?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 96
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一方で、暖気運転が完全に不要なわけではありません。
例えば、極寒地では外気温が氷点下10度を下回ることがあります。そのような極低温の環境では、エンジンオイルが通常よりも硬くなり、適切な潤滑が得られるまでに時間がかかることがあります。
このような状況では、エンジンを始動してから1~2分ほどアイドリングを行い、オイルの流動性を確保するのが有効です。
ただし、この場合でもアイドリングでの暖気運転を長時間続けるのではなく、短時間のアイドリング後にゆっくりと走行を開始するのが理想的です。エンジンをかけ、暖気ついでに車両に積もった雪を降ろしておくといったやり方もあるでしょう。
結論として、現代のクルマでは、冬場であってもアイドリングでの暖気運転は基本的には不要です。エンジン始動後はすぐに発進し、その後は低負荷で走行しながら各部を徐々に温めるのが最も効率的であり、燃費や環境面においても優れています。
ただし、氷点下の厳しい寒冷地や、古いキャブレター車では、最低限の暖気運転が必要な場合もあります。その場合でも、2~3分以上のアイドリングは避け、できるだけ早く走行を開始するのが理想的です。
暖気運転の習慣は、かつてのクルマの技術に基づいたものであり、現代のクルマに必ずしも必須とは言えません。現代のクルマにおいては、走行しながら各部を温めるのが最も合理的な方法であると言えます。
(終わり)
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