フィットハイブリッド、 “ホンダ風味”を発見!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
だが、ホンダの新i-DCD方式は違う。発進直後はモーター単独。そこまではほぼ同じだが、普通に走ってると時速10~20kmまでにエンジンが始動し、そこで明らかにグン! とクルマが前に行く。エンジンクラッチが繋がったのが分かるのだ。さらにその時のアクセルの踏み加減や路面傾斜にもよるが、エンジンパワーに余裕があるとそこで一瞬、発電機が回り、バッテリーに充電したりもする。
しかしそのままアクセルを踏み込むと、今度はエンジンパワーにモーターパワーが加わり、混然一体となって猛加速する。しかもその具合が専用の緑と青のインジケーターで読み取れるだけでなく、ペダルとオシリの感覚を通じて"俺"に伝わってくるのだ。おおっ、まずはモーター君スタート! で、ここからエンジン追加で、さらに踏み込むと両者ツインアクセルぅ~ってな具合だ。
その後もそのまま加速していくと、エンジンに繋がるギアが1速から2速、さらに3速、4速とシフトアップしているのもわかるし、その運転感覚のナチュラルさはダン違い。
そもそも全体を通じて、エンジンパワーもモーターパワーもギアとクラッチを通じてのみタイヤにパワーを伝えているから、ダイレクトさが凄い。言わば今までもや~っとしたサングラスを掛けて運転していたのが、裸眼でしているような感じ。実際、どっちが効率がいいのかは微妙だが、明らかにホンダ新方式の方が"運転しているキブン"は濃い。
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