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新型BMW M3&M4は最後の純エンジンモデルらしい完成度。10段階のDSCや意外な快適性にも注目

最後の純内燃機関搭載モデルに相応しい完成度

M4クーペのテストに用意されていたのはM社がドライバートレーニングを行っているマイザッハコースであった。全長21kmで2本の直線をいくつかのコーナーで繋いだ変形オーバルサーキットである。まず、M3とM4はほとんど同じセッティングで、今回M4をサーキットに持ち込んだのは、単にロジスティックな問題であるという説明を受ける。

M4の印象はやはりパーソナルなスペシャリティカーで、コントロール可能な弱アンダーステアでコーナーをクイックにクリアしていく。ステアリングへの路面からのインフォメーションは確かで、改善されたサスペンションの各ジョイント部、ボディの部分剛性の向上によって、まさに手首の動きで操舵している感覚だ。

こうした基本特性に加えてコンペティションにはMドライブ プロフェッショナルが標準装備される。それはセンターコンソールにあるMモードスイッチを「トラック」に、続いて好みに応じてDSC(横滑り制御)を10段階にすることで、異なるドリフトアングルを楽しめる。正直に言うと、最初は「10段階?」とやや懐疑的だったが、結構ハマって楽しめてしまった。

「Mドリフトアナライザー」や「Mラップタイマー」は走行データから走行を評価、ラップタイム向上への道を開いてくれる。

M3とM4は長年の歴史と積み重なったノウハウが詰まったスポーツセダン/クーペで、最新モデルは多くの電子デバイスによってさらに洗練された楽しみが増えたが、基本的にはこのカテゴリーの頂点に立つ実力をもっていた。おそらく、今回で、最後の純内燃機関搭載モデルとなるM3とM4の、ラストに相応しい完成度と言えるだろう。

ドイツでの価格は480PSのノーマルM3が8万2500ユーロ(約1070万円)、M4は8万4000ユーロ(約1090万円)で、今回テストした510馬力のコンペティションモデルは7000ユーロ(約90万円)高となる。

M3とM4にはさらなるバリエーションが用意されており、今夏には両モデルとしては初めてM xDriveを組み込んだ4WD仕様が登場。コンバーチブルも来年には登場するはずである。

※日本価格
M3コンペティション:1324万円
M3コンペティション トラックパッケージ:1436万円

M4クーペ:1298万円
M4クーペ コンペティション:1348万円
M4クーペ コンペティション トラックパッケージ:1460万円

レポート:Alex Ostern/Kimura Office

※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。

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