ボディタイプ別売れ筋、新車攻勢でランキングに異変あり

セダン：スバルWRXが3位にランクアップ

登録車が軒並み台数を減らしたなか、セダン部門は前月から4.4％拡大した。中でも販売が好調だったのは8月発売の新型「スバル WRX」。先月の2倍以上の1793台を販売し、セダン部門の販売ランキングで3位に食い込んだ。首位と2位は先月と同じで、前月比4.9％増の「トヨタ クラウン」と同4.8％減の「トヨタ カローラアクシオ」が根強い人気を見せている。4位は「トヨタ カムリ」、5位は「トヨタ SAI」とトヨタのハイブリッド車が強さを見せた。

ランキング上位以外にも注目すべき動きがあった。10月にマイナーチェンジし、フロントまわりのデザインを一新した「日産 ラティオ」が48.3％増、10月に一部改良した「レクサスLS」も77.9％増と大幅に販売を伸ばしている。また、2014年度内にツインクラッチ車の生産終了が発表（5MT車は生産継続）された「三菱 ランサーエボリューションX」は駆け込み需要により前月比165.9％増と大幅な伸びをマークしている。これらのモデルもセダン市場の拡大を支えた。