デリバリー迫る！「ボクスター・スパイダー」に本国で試乗

往年のレーシングカーを彷彿させるデザイン

エクステリアは、先に登場したケイマンGT4と共通のフロントバンパーなどを採用し、ボクスターのトップモデルであることを強調したスタイリングとなっている。最大の特徴はやはり左右にフィンを持つ専用デザインのルーフとリアフードの形状だ。1960年代の名車718スパイダーをモチーフにデザインされた2つの山を持つこのフードは、とても個性的かつスタイリッシュである。

その走りも極めてスポーティだ。現行ボクスターは、ベーシックモデルでもスポーツカーとして非常に完成度が高く、かつてドイツで「主婦のためのポルシェ」などと揶揄されていたようなネガティブなイメージを払拭し、高い評価を獲得しているが、今回のボクスター・スパイダーは、その極みとも言えるダイナミックでスポーティネスに溢れた走りを実現しているのだ。