ホンダのN-BOXは豊富なグレード展開。特徴と違いを徹底解説【購入ガイド】
掲載 carview! 1
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N-BOXは、広い室内空間や優れた走行性能、乗り心地や低燃費が魅力の軽自動車です。グレード展開が豊富でスタイルや機能性が選べるため、どのグレードを購入しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ホンダのN-BOXで選べるグレードのラインナップとそれぞれの特徴、魅力や評価について紹介します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
N-BOXは、ノーマル、カスタム、特別仕様車、福祉車両を全て合わせると、合計19種類ものラインナップがあります。グレード展開が豊富なため、自分のライフスタイルに合うモデルが見つけられるでしょう。
ここでは、N-BOXのグレード展開やスタイル、選べるシートを紹介します。
2011年に誕生したN-BOXは、2017年にフルモデルチェンジを行い、現行は2代目モデルです。軽自動車の枠を超えた広さと洗練された室内空間、優れた走行性能や低燃費が実現されたモデルで、ホンダ車の中でも特に人気があります。
「日本自動車販売協会連合会」や「全国軽自動車協会連合会」の調べによると、N-BOXは年間軽四輪車販売台数が2015年~2021年で8年連続1位を獲得し、2022年上半期の新車販売台数も1位となりました。
N-BOXのグレードは「G」「L」「EX」の3種類のグレードと、「ノーマル」「カスタム」の2種類のスタイルに分けられます。全グレードでFFと4WDが選択可能です。
グレード名は下記を参考にしてください。
タイプ | ノーマル | カスタム |
---|---|---|
G | G | - |
L | L | Custom L |
L | L・ターボ | Custom L・ターボ |
L | L コーディネートスタイル | Custom L コーディネートスタイル |
L | L・ターボ コーディネートスタイル | Custom L・ターボ コーディネートスタイル |
EX | EX | Custom EX |
EX | EX・ターボ | Custom EX・ターボ |
特別仕様車 | - | Custom 特別仕様車 L STYLE+BLACK |
特別仕様車 | - | Custom 特別仕様車 L・ターボ STYLE+BLACK |
福祉車両 | G・スロープ | - |
福祉車両 | L・スロープ | Custom L・スロープ |
福祉車両 | L・ターボスロープ | - |
N-BOXでは、グレードによってシートの仕様が異なるため、ライフスタイルに合うものが選択可能です。「G」「L」グレードは前席にフロントベンチシート、後席にチップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシートを装備しています。組み合わせによって空間を広く使えることがメリットです。
「EX」グレードは、助手席にスーパースライドシートが装備されているため、後席シートとの組み合わせで室内空間を自在に変化できます。
N-BOXのグレードは、シートの仕様やスタイルだけではなく、搭載している性能や装備品においても違いがあります。ここでは「G」「L」「EX」の違いとカスタムモデルの特徴、特別仕様車や福祉車両の詳しい仕様について見てみましょう。
エントリーモデルである「G」は、ノーマルタイプのみのラインナップです。パワースライドドアが装備されていないシンプルなグレードではありますが、価格が安く選びやすいグレードでもあります。
安全性能では「Honda SENSING」やフルLEDヘッドライトが標準搭載されているため、十分に安心できるでしょう。また、フルオートエアコンディショナーやスマートキーシステムなどの快適装備も充実しており、エントリーモデルとしては高性能です。
中間モデルである「L」にはNAとターボ車があり、それぞれにコーディネートスタイルがラインナップされています。
NAは後席左側にパワースライドドアが搭載され、右側はオプション追加が可能です。また、充電用USBジャックやロールサンシェード、コンビニフック付きシートバックテーブルなどの快適装備も充実しています。
ターボ車は、後席両側のパワースライドドアが標準搭載です。アレルクリーンプラスシートや本革巻ステアリングホイール&パドルシフトなど、NA車よりも品質の良い装備を採用しています。
コーディネートスタイルは、2トーンのボディカラーが選択可能です。ブラウンスチールのホイールやダークタン塗装のインパネ、ドアオーナメントパネルなどのブラウンを基調としたモダンな専用装備となっています。ターボ同様、両側パワースライドドア標準搭載です。
上級グレードである「EX」は、NAとターボ車の2種類です。EXは、助手席にスーパースライドシートを採用しているため、室内空間を快適に活用できます。パワースライドドアは「L」グレード同様、NAが後席左側のみ、ターボ車は両側標準搭載です。
助手席フロントシートラッププリテンショナーや、プラズマクラスター搭載のフルオートエアコン、専用のフロントシートアームレストの採用など、安全性でも快適性でも上級グレードにふさわしい優れた機能が搭載されています。
カスタムモデルは、大胆な造形と圧倒的な存在感が特徴です。「G」グレードはありませんが、他はノーマルスタイルと同じラインナップとなっています。
エクステリアは、ナンバープレートがセンターに設置されることでワイド&ローなイメージが強調され、大型のテールゲートスポイラーや専用のフルLEDリアコンビネーションランプが装備されました。
コーディネートスタイルは、ダーククロムメッキの加飾やマルチボルドーの偏光塗装が施されており、こだわりのあるデザインが魅力です。
「L」グレードの特別仕様車「STYLE+BLACK」は、ベルリナブラックの加飾やメタルスモークの偏光塗装、専用塗装のエンブレムやダーククロムメッキのフロントガーニッシュなど、ブラックを基調としたシックで引き締まった印象のエクステリアが特徴です。
福祉車両である「スロープ」仕様のモデルは、荷室の床にスーパーフレックススロープが装備されています。車椅子乗車のためはもちろん、大きな荷物を載せるときにも便利です。
N-BOXはグレード数が豊富なため自分に合うモデルを見つけやすい反面、グレード選びに悩んでしまいます。オーナーレビューを参考にすることで、グレードを選びやすくなるでしょう。
ここでは、carview!のユーザーレビューからグレード別の評価を紹介します。
『家族4人で買い物行ってもそれなりに積めるし、広いし、スラドアでドアパンチの心配もなく、子持ちにはとても便利な車です。』
『最新の電子デバイスが安価で味わえる。ホンダセンシング、電子パーキングなど。』
「G」グレードは、室内空間の広さや最新の安全性能がお得に購入できることを挙げているユーザーが多くいます。エントリーグレードであっても十分な安全性能や機能性を搭載していることから、コスパの良さが人気のようです。
『ハイブリッド車でない車で平均17km/Lなら十分燃費が良いと言えると思う。』
『アームレスト、テーブル、サンシェードなど後部座席もリラックスできる。』
『雨天時のバック時に自動でリヤワイパーが動いたのにはビックリした。』
「L」グレードは、燃費の良さや機能性の高さが特に人気のようです。走行性能に関してはNAより力のあるターボ車が人気ですが、選択肢が多いため自分に合う車を見つけているユーザーが多く、総合評価は高くなっています。
『ターボエンジンは低速からトルクフルで、気持ち良く加速する。NAエンジンよりも高速走行時は回転数が抑えられていて静粛性アップにも貢献。』
『マイナーチェンジ後に後席の突き上げが改善されたらしく、乗り心地は良好。』
『スタイル・走り・燃費・軽とは思えない装備や使い勝手の良さなど、全てに満足出来る車で、選んで後悔しないと思います。️』
「EX」は上級グレードということもあり、走行性能、乗り心地、機能性などの総合的評価が高くなっています。「選んで後悔しない」「パーフェクト」などの声も多く、他のグレードと比較すると高額であるものの人気です。
年間販売台数が1位でユーザー評価も高いN-BOXですが、グレード数が多いためどのグレードを選ぶか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、全19種類もあるグレードをどう選ぶのか、おすすめの選び方を紹介します。ぜひ参考にしてください。
N-BOXを選ぶなら、まずは「G」「L」「EX」のどのモデルを選ぶかを考えましょう。パワースライドドアにこだわりがなく、コスパを求めるなら「G」がおすすめです。
コーディネートスタイルのデザイン性やターボの走行性、室内の機能性の高さなら「L」、室内の快適性や乗り心地の良さ、質感の高さなら「EX」など、自分のライフスタイルに必要なものを考えてグレードを選びましょう。
「L」「EX」にはターボ車もあるため、走行性能で選ぶ方法もあります。ターボ車は力強い加速感や、パドルシフトによる走行を楽しめます。燃費性能の良さを重視するならNAがおすすめです。
搭載エンジンは下記を参考にしてください。
搭載エンジン | i-VTEC | ターボ |
---|---|---|
最大出力 kW(PS)/rpm | 43(58)/7,300 | 47(64)/6,000 |
最大トルク N・m(kgf・m)/rpm | 65(6.6)/4,800 | 104(10.6)/2,600 |
燃料消費率 WLTCモード(km/L) | 19.8~21.2 | 19.0~20.2 |
カスタムは標準装備の多さやオプションの選択肢、内外装の装備や機能性において、ノーマルよりも上級です。
また、力強さのあるデザインやボディカラーも人気で、2017年の2代目モデル発売時の受注状況でも構成比が高くなっています。
しかし、価格面を考慮するとノーマルのコスパが高くグレード数も多いため、搭載エンジンや必要な機能性を考えてある程度グレードを絞ってから、スタイルを選びましょう。
N-BOXの新車価格は150万~223万円程度で、ノーマルスタイルのNAであれば駆動方式にかかわらず200万円以下で購入可能です。
中古車相場はグレードをまとめた数値ではありますが、新車価格より100万円程度お得に購入できるモデルもあります。中古車市場の流通量も多いため、ボディカラーやオプション装着車などの選択肢が多いことも魅力です。
グレード | 新車価格 | 中古車相場 |
---|---|---|
G | 144万8,700~158万1,800円 | 59万5,000~270万円 |
L | 157万9,600~204万2,700円 | 同上 |
EX | 167万8,600~196万2,400円 | 同上 |
Custom | 178万9,000~222万2,800円 | 同上 |
福祉車両 | 164万7,000~212万8,000円 | 同上 |
特別仕様車 | 192万9,400~219万100円 | 同上 |
豊富なグレード展開と優れた走行性、安全性能を搭載したN-BOXは、年間の販売台数が長年トップを誇る人気車です。
グレードによって機能性やデザインは大幅に異なりますが、ユーザーレビューではどのグレードも高評価が多いため、自分のライフスタイルに合う車を厳選して探しましょう。
中古車市場での流通量も多く、届出済未使用車や年式の新しいモデルが手に入る可能性もあります。お得に購入したいなら中古車もおすすめです。
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